須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

月曜 平岸へ見舞いに

 午前9時半目覚め、11時半起床。トースト2、牛乳、カフェオレ、紅茶、冷水にて第一食。

 昨日分『北方J』原稿直し。某出版社へ送った本、梱包は丁寧ではありましたが他店のやり方を研究されては如何でしょう、とアドバイス?のメール貰い、金のない哀しみを味わう。梱包補強材としてプチプチの他にフリーペーパーを使用しているのがお気に召さなかったらしい。おそらく豊かな時代に生まれ育った若い人なのだろうと想像。

 3時半出。郵便局で冊子1ヶ発送、徒歩で平岸駅近くKKR札幌医療センターへ入院中の薫風書林佐々木氏を見舞いに向かう。昨日、じゃんく太田さんのブログで入院を知ったのである。入口前で、スガさんですか?と若い女性から声をかけられる。珍しいことに慌てると薫風氏次女のアユミちゃんであった。今見舞って来た帰りだと云う。たしか十数年前にも一度来たことがあるが、新築されて外も中もキレイ、宙ステーションみたいな感じになっており驚いてしまう。8階の病室へ入るも、佐々木君不在であるばかりか、誰もいない。他のベッド3つは使用されておらず彼一人で部屋を独占しているらしい。3分ほどベッドの前の椅子にじっと座っていたが、こうしているのも空き巣に間違われそうで落ち着かないな、と思い、廊下で待つことにした。と、入口入ってすぐ左横にあるドアの向こうから、水が流れるような音が。次いで、フフフ〜ン、タラララ〜、フフフ〜ン、などという鼻歌らしきが聞こえてきた。ははあ、シャワーを浴びていたのか、そんな設備までついているのか、と感心していると、カラカラカラ〜とトイレペパーを手繰っているらしい音が短い間隔を置いて何度も聞こえて来て、最後に、ざばぁ〜、と水が流れる音がし、間もなく出てきた佐々木君がこちらを見て、アレッ、と声をあげて驚いた顔をした。20分ほど雑談。サイドテーブルにあった写真集など見せて貰う。明日退院する由で、家では食べないからと、冷蔵庫に入っていたロイズのチョコレートを恵まれる。何も持参して来なかったのに悪いねえ、と云いながら有り難く戴く。久しぶりに娑婆の空気に触れられてヨカッタです、と1階まで送ってくれた佐々木氏と別れて足早に区民センター図書室へ。2冊返却、10冊借りて5時15分帰宅。

 9時、うどん、ナットウ、胡麻食トースト1、クリームチーズ、紅茶にて第二食。小笠原君からメール。一週間の本州出張から戻った由。昨日の原稿直す。

 本日の気温、11・6〜21・5℃。午前2時〜3時半入浴。アジ刺身、湯奴、目玉焼き、清酒一合、米飯、玄米茶にて第三食。書見少。午前7時就寝。