須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

木曜 店が消えてゆく

午後2時起床。牛乳と冷水にて第一食。電話注文あり。辻信太郎くるみ割り人形』。15時現在、くもり、16・6℃(最低11・5、最高20・6)、湿度66%。部屋の中、足元が冷える。
 メール受注、野溝七生子文庫『女獣心理』『山梔』、荷風角文『ひかげの花・あじさゐ』。野溝七生子のお客さんは大手消費者金融本店勤務の女性。今頃、新札幌<紀伊國屋>で札幌古書組合の皆さんが本を並べているんだなあと思いながら梱包3。

 11時、トースト2、ピーナツクリーム、カフェオレ、冷水にて第二食。1時半〜3時入浴。ヒラメ刺身、カスベ煮付、ポークソーセージ、野沢菜漬け、タラあら汁、米飯、玄米茶にて第三食。妻の話によると大通地下<リーブルなにわ>隣の<不二家>が閉店していた由。義母の好物があり、いつもここで岩内へのオミヤゲを買っていたのだけど、今度はモリモトにしょうかしらん、と。入店したのは一度だけだったが、あそこは自分が札幌に住んでから(住む前から)ずっと在り続けていたので風景がちょっと変わるだろう。何年かまえの事件でイメージが低下したなど諸々あるのだろうけど。古本屋ばかりでなく昔からあった店が消えてゆく。書見。断酒。午前6時就寝。