須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

金曜 古本屋のサガ

 午前10時前起床。朝っぱらから今日返却する岩井志麻子「魔羅節」を読み終え、次いで後藤明生「しんとく問答」を読む。「魔羅」は予想以上、ナカナカのもの。「しんとく」は芥川龍之介宇野浩二折口信夫について語る部分は面白いのだけれども、大阪道案内が長々続くところはノッテゆけず。牛乳、カフェオレ、紅茶、冷水。12時現在、雪、1・2℃、今日最高気温3℃。東京で初雪観測とか。堀江貴文実刑二年半の判決。当然のごとく控訴。保釈金2億円を即払った由。

 3時、ロールパン3、ミニ酒まん1、紅茶。一昨日の福永本に同じ人から再びまったく同じ文面のFAX。また同じ返事出す。4時郵便局で1万2千円おろし、豊平区民センターへ行き図書3冊返却し3冊借り、帰りに<パッケージプラザ>で仕切書とマジック計348円。一旦帰宅してポリタンク持って返し、GSで灯油15リットル1080円を調達。

 郵便受けに上田文雄現札幌市長の悪口を並べ立てた自民党北海道第一選挙区支部作成の中傷ビラ(題して「拝啓 上田文雄札幌市長殿!! レッドカード!!」)が入っていた。清治真人候補をなんとか当選させようという親心はお察し申し上げるが逆効果じゃないべか。

 図書室から借りて来た大江健三郎さんの本が壊れていたので木工ボンドで修理してしまう。もしかしてオレって札幌市のお役にたってるんじゃないの。これって逃れられない古本屋のサガなのね。

7時、うどん、ナットウ、冷水、胡麻パントースト、チョコレート、南京豆、紅茶。受注2、スーザン・プライス「ゴースト・ドラム 北の魔法の物語」、「ユリイカ/ 特集:G.K.チェスタトン」、「美術海 巻四十九」。零時半、レトルトカレーライス、冷水。断酒。日影丈吉エッセイ。午前5時就寝。