須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

土曜 頭がチカチカ

 6時、9時、12時、に目が覚めたが、3時過ぎ起床となる。夢。どうも実家であるらしいのだが、いくつかの部屋が改築で一つになって、だだっ広く、床に段差高低のある洞窟の如き映画のスタジオを思わせる部屋で、自分がベッドで延々と眠っており、何度かの目覚めの末に起きて辺りを見回すと、少し離れて低くなった場所に布団があって、父が寝ているのを発見し、ほんじゃ探索してやろうかなっ、と部屋を奥へ歩いて行くと築山のようになった所にFF式ポータブル灯油ストーブが設置されて父が寝ている方へ向けて温風を送り続けており、この親父は極端な寒がりだからなあ、と思うというもの。15時現在、晴、21・9℃、最高気温25℃。うどん、ナットウ、トースト2、冷水、ミニあんパン1、カボチャスープ、牛乳、カフォレ。

 受注2件。ウォー「黒いいたずら」、高橋睦郎「私自身のための俳句入門」。手元にある『文藝汎論』3−12(昭和8年12月号)にカフカの「皇帝の使節」が掲載されておる。翻訳は小林武七という人。この9年ほど前に作家は亡くなっているわけだが、これはカフカさんの物としては相当に早い紹介だろう。

 日ハム12連勝はならず。巨人は5連敗、5位に転落。でも大丈夫。後に横浜がいるから。カレーライス、蒸しモヤシ、冷奴、シメジの溜まり付け、トリ肉炭火焼き、日本酒にて第二食。午前4時から日本酒を飲みつつW杯:ポルトガルードイツ戦。独のキーパーは今大会初登場のカーン。3−1でドイツ。ネットで読んだオーストラリア監督ヒギンズの談話によれば、日本の初戦惨敗、第二戦引き分けの結果を招いた一番の戦犯はどうも放映権を取った<電通>ということになるらしい。阿部昭村松友視読む。今日は寝過ぎのためか頭の天辺のあたりが時おり、チカチカと痛んだ。自堕落な中年から、恍惚のボケ老年への道がソコにある。朝の8時半就寝。