須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

書庫に吠える

 1時半宅配便でお歳暮来る。◯◯さんより「料亭一膳」という赤飯だのちらし寿司だの鰻メシだのカニメシだのの御飯モノ小パックの詰め合わせ。受け取ってまた寝る。2時半起床。15時現在、曇り、4・3℃、北の風5m/s、湿度59%。

 トースト二枚、ミニ白あんパン二ヶ、牛乳、紅茶、冷水。受注一件3冊。教養文庫久生十蘭傑作選「昆虫図」「地底獣国」、講談社文芸文庫安吾「白痴・青鬼の褌を洗う女」。第一書庫に入り本探し、一時間半を要す。注文書はすぐ見つかったのだが、放置してあった紙袋の束やダンボール箱やその他貰い物の箱類がふと気になり、いつかは使う時がくるかもしれないと取っておいたオノレのケチさ加減にとても嫌気がさし、あお〜ん、と叫びながら、身動きができない程狭隘な書庫の片付けを開始したからなのである。

 9時から日記付け。明日は楽しいゴミの日。10時半から先ほどの箱類を縛って多量に捨てる。11時から12時半入浴、ヒンズー50回。上がってラジオでモンキーズ聴きながら第二食。今日も本を売り払い金を捻出した妻が買ってきたシシャモ、湯奴、ブタキムチ(韓国製なので火を通す)、米飯、みそ汁、麦茶、りんごを美味しく戴く。5時から<日本の古本屋>数点入力UP。カンビール一本、焼酎お湯割り一杯。午前6時半就寝。おばあちゃん女優原ひさ子4日死去。96歳。