須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

5月30日(月)〜31日(火) 飛ビマス!

      5月30日(月) 

 例により午後起床。『彷書月刊』から封書届く。6月号目録掲載料の請求書。注文は来なくても請求は来る、金は出る。だが金はない。が、払わぬでは角が立つ。恩知らずの人でなしになってしまう。まあ、ろくでなしであるのは承知しているが、人非人の烙印押されては世が渡れぬのである。うん、来月末までには払えるように努力をしよう、さあ、死力を尽くそうではないか、なあスガ君。

 「日本の古本屋」からメールマガジン。「自著を語る」コーナーで古書サンエーの三代目さんの本が晶文社から出たのを知る。「フライング・ブックス」ってタイトル、店の名前らしいんだけど(角田光代岡崎武志「古本道場」にも紹介されてたね、たしか)、かっこいいんでないかい。自分なんか酒飲んで、家のインコと「飛ビマス!飛ビマス!」って腕をばたばたさせてるのが、関の山なんである。

 二子山親方死去の報。楽天へ10点入力UP。断酒。


     5月31日(火)

 午後から起床。晴。

 武部本一郎の画集2冊、棟方志功展図録(道立近代美術館 1998年の豪華大判)の計3点を楽天のオークションにUP。

 夜7時、妻の外出後、テレビで野球観戦(札幌ドーム 巨人ー日ハム)しながら、ワープロに向かい制作に入る。某雑誌の締切りが今日。途中、8時から40分ほど寝室に行って横になる。もう、どうでもいい、このまま寝てしまいたい、と退嬰的な気分になるが、これではいかん、と起き上がって縦になり、居間に戻って再び制作。テレビも消して集中。11時過ぎ、詩らしきもの1編どうにか完成。メモはかなり以前からとってあったので、書き出したら、意外とすらすら行けた。タイトル「ある春の気球学入門」。12時前、FAXで某雑誌に送付。赤の他人的にはわからねど、自分的にはなかなかの傑作と信ず。代表作のひとつとなるか。なーんて、ものものしく書いたけど、ははは、別に注文もらって書いたってわけじゃないの。たんなる投稿。まあ、つまりその・・・・ホビーってこってす。12時過ぎ、妻帰宅。 
 1時から2時半、メシ、酒1合。その後、朝まで5月25日分の日記を書く。

 未明のスポーツ・ニュース。巨人×日ハム、4−4の引き分け。横浜は楽天に勝利。田尾監督には気の毒であるが、ここは貯金シリーズとせねばならぬ。二子山親方の息子たち、花田兄弟の会見が印象的。若は思わずちょっと詰まるところもありリアル、貴の方は誰かに書いてもらって覚えてきた原稿をロボットが復誦しているがごとき無機質な感じ。