須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

金曜 市英堂さんと喫茶店で

 積雪の中、午後2時半、小走りで地下鉄駅へ行き、市英堂さんと落ち合う。〈maxvalu〉裏の福祉関係団体経営の喫茶店にでハーブティー、ビスケット付き250円、さらに追加で炭焼きコーヒー300円とコーラ(市英さん)。オニギリや蕎麦などの食べ物も安い。

 組合史、あなた待ちだから早く着手して欲しい、そして書いた分を順次、メールで担当の庄一氏と自分にも送って頂戴との話。セリ場で景気のいいホラ話がすっかり聞かれなくなったね、と市英さん。そう云われて数人の顔が浮かび、いや、売上げじゃないけど、あの人はまだけっこう吹いてるがな、と思う。それから眼鏡を二種類所持しているという話。遠近両用を外出やクルマ運転用に、中近両用を古本のPC入力などのデスクワーク用に使っている由。。自分も一儲けして、度数の正しく合っている眼鏡を早く調達したいものだ、と思う。一生死ぬまで世界がゆがんで暗くしか見えないこの壜底眼鏡をかけ続けるのかと思うと、サビシーッ!と叫びたくなる。

 4時ぐらいに話は終り、地下鉄駅前で別れ、帰途に。HTBの近くの雪の路上に誰かの可愛らしいノートが落ちており、駅方向へ戻って交番に云うべきかどうか迷うが、そのまま帰ってきてしまい、しばし後悔。