須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

月曜 古本市店番6

 午前8時半起床。食パン1、マヨ、スモーク・ベビー・チーズ、ミニ餡パン1、バナナ1、牛乳、カフェオレ、紅茶、冷水にて第一食。地下鉄で薄野

 9時50分、狸小路ラルズ着。開店前、まだ客の入って来ない時間に事件発生。釣り銭が1万3千円足りない。1分前までレジを載せたデスクの上に自分が置いた釣り銭から、たぶん千円札13枚を紛失。デスク離れたのはCDラジカセで音楽かけようと立ち上がって戻って来た30秒ぐらいのものなのだが。しかし、机の上下、レジの中、ゴミ箱の中など探してみても出て来ない。自分のミスなのは間違いないが、いつ如何にして、何処に消え失せたものか、まったく見当がつかない。神隠しか、狐につままれた気分。これは弁償せんとならんだろうな、一括弁済するのは苦しいので今月から4回払い、いや、5回払いにして貰おう、しかしついてない、何のためのアルバイトだったのか、なんというドジか、なんというマヌケか、などと頭の中で想念ぐるぐる、胸が塞がる。萌黄さんに電話して、事件のあらまし報告。それにしても今回はアクデント多く、呪われた古本市という感あり。11時、今日の相方シャンティ溜君来る。次いで萌黄さん来てくれる。しばし記憶の反芻、焦燥、捜索の後、萌黄さんの推理、指摘により思わぬ所から発見。無事出て来た。一件落着。はあ〜、よかった、と一同胸を撫でおろす。お騒がせしましてスンマセンでした、とお詫びする。しかし、つまるところ、原因は自分の落ち着きのなさ、集中力の欠如にあったのは明瞭。ああ、◯◯さんのことを云えた立場ではないと反省。

 正午半、昼食休憩。社員食堂で持参のパン(先々日のレーズンツィスト2ヶ)、番茶、冷水にて第二食。

 小野寺さんがまた来場。先日も今日も吉成君出品の雑誌を多く買われる。3時、亜本屋さんと交替。高木治江『谷崎家の思い出』1977年・構想社刊を買う。105円。4時過ぎ、帰宅。冷水。

 第一書庫で受注本探し。梱包2。10時過ぎ、妻から連絡。昨夜と同じく、葬式の模様と20年ぶりに会った親戚たちの近況など。元々の血縁環境がかなり入り組んでいるところに、皆さんそれぞれ有為転変経ておりで、けっこうオモロイ話多し。

 本日の気温、6・7〜11・4℃。食パン2、マヨ、茹で玉子1、ポークソーセージ、蒸しモヤシのキムチ和え、冷水、ウィスキーお湯割り3。サッカーW杯代表発表さる。午後3時半就寝。