須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

水曜 区民センター往復

 妻は朝方早く岩内へ向かったようで7時半に目覚めた時にはすでにいなかった。午後1時半起床。晴。オニギリ1、トースト2クリームチーズとマヨ、ミニ餡パン1、バナナ1、カフェオレ、紅茶、冷水にて第一食。受注の妻本『ヨーロッパ名園散歩』探し。

 5時前外出。近くの犬フン危険区域にやはり落ちていた。下手犬は、冬に目撃した、すらりと背高、短髪のマスクをかけた身なり貧しからぬ27、8〜35歳ぐらいの男が連れ歩いているあの小型犬ではないかと思う。まず、間違いないところだろう。数本の愛犬散歩コースを持っており何日かに一回、この辺りを通っているのだと推測。立ち上がれ住民たち。あの男を赦してはならない。私は傍観させて貰うけども秘かに応援してますよ、見ず知らずの犬の落とし物があるかもしれない道路を恐る恐る通るのは、実に迷惑ですからね。区民センター図書室へ。八木義徳関係10冊返却。

 帰り、〈セイコーマート〉で低脂肪乳1、木綿豆冨、計196円購入。『週刊新潮』のコラム新連載・柳沢きみお「なんだかなァ人生」立ち読み。なんだかなァという内容。先行き不安な漫画界だけでなく新たな営業品目増やそうと、自らファックスで編集部に原稿送って売り込み、採用決定となったそうだが、ネームヴァリューいうのは強力だなあ、有り難いもんだなあ、と思う、それで連載OKになってしまうのだから。立ち昇るコンサバな匂いが掲載誌に合っていたからだろうか。あれだけたくさんヒット作があり、映画化テレビ化されている作品も多いというのに、趣味にすべてを使い果たしており貯金なく、自宅も賃貸しだとか。ホンマかいな!どんだけ金がかかる趣味なんじゃ。まさかルードヴィヒ2世みたいに城造りに狂った訳でもあるまいに、と云いたくなるが、夕暮れウォーキングの後の、馴染みの寿司屋で飲むビールが還暦迎えた現在今日此の頃の何よりの楽しみである、と誰でも可能であろう(と柳沢が思っているらしい、ビンボウ古本屋には一生無縁の)ササヤカな幸福を示して、ネタもトロとかの高級品でなくてイカとかヒラメなどの白身系の安モノ?が好みのとっても庶民的なワタシです、と中流普通ぶりをアピール。まあ、次号からはマンガ界のエピソードなどふんだんに盛り込んでだんだん面白くしてゆくつもりなのだろうが、なんだかなァ、という印象。それにしても、何歳になっても脂ぎったまま働き続け、儲け続け、自分たちの利権を主張して止まず、決して寄付などの社会還元はせず、曾孫の代まで美田を遺すつもりらしき、著名流行漫画家たちのエネルギーには感嘆してしまうけど。6時前、帰宅。暖かかったらしく、ひと汗かいた。

 受注の妻本『太陽/特集:大谷探検隊」探し。経済状況とは別に、いろいろ押し迫ってきていることあり、切羽詰まる一歩手前であり、焦りばかり募る。9時、妻から定時連絡。今日は実家に独りの由で、声に疲労が出ている。妻の記憶により、探索難渋していた本の在処が即判明。

 10時、鶏モモ肉ソース焼きとモヤシ炒め、、焼きカレイ少、コマイ、蒸しジャガ、米飯、玄米茶にて第二食。

 今日の気温、9・9〜20・2℃。4時まで梱包3ヶ。鶏肉ひときれ、茹で玉子1、ウィスキーお湯割り2、紅茶。午前6時、目が醒めやすいようにテレビをつけて就寝。