須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

日曜 たてなが

 正午、チャイムで起きる。中野さんが借覧を頼んでおいた塩山芳明『出版業界最底辺日記』ちくま文庫を届けてくれた。二度寝

 1時過ぎ起床。牛乳、冷水で第一食を摂り区民センターへ。地上は大雪が降ったようで除雪作業中の札幌市民多し。2時から区民センターで<たてなが>というユニットのコンサートを視聴。クラリネットアコーディオンのなかなかチャーミングな女性二人組がおフランスのミュゼットとか、ポルカなど、楽しい演奏を聴かせてくれた。たしかエリック・ドルフィーが演奏した楽器のひとつであるバス・クラリネットの生音を初めて聴く。ドルフィーとは違っておとなしく上品でキレイな音ではあるが。図書室で少し調べものをして4時過ぎ帰宅。

 元巨人、阪神、現日ハムコーチの小林繁心不全で急逝。昨シーズン終了後吉井と交替して1軍コーチになったばかり。驚く。57歳。桑田真澄の父宅が火事になり父親が死亡。

 受注『新潮平成14年5月号』、『長澤一作集』署名本。10時過ぎ、第一書庫で探索。ついでに書庫にあったハロゲンヒーターを居間に移動する。金もないのに寒さから妻が病気になったら困るし、書庫に置いておいて丸一日つけっぱなしを一週間続けるよりも、居間に設置して必要な時に使用した方が無駄が減るとようやく気づき、さらに、本だけがある部屋よりも人間がいる部屋を暖めた方がヒーターの使い方として正しいのではないかと、考えたのである。もっと早く、そう、2、3年前にこの移動を済ましていれば、インコの蘭丸はまだ生きていたかもしれないのだが。

 Aプロジェクトの件、メールにてじゃんくさんに協力要請、快諾を得る。今日の気温−7・6〜−2・4℃。2時から、マグロ刺身、イシガレイ煮付け、イカ焼き、鶏肉塩焼き、湯奴、菜花おひたしとキムチ、発泡酒1本、ウィスキーお湯割り3杯。少書見。午前6時就寝。