須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

水曜 交換会、西岡

 午前7時45分起床。トースト2クリームチーズ、牛乳、紅茶、冷水。地下鉄で大通。9時過ぎ頓宮神社着。

 本日古書組合11月交換会。事業部員と薫風、セカンズ、の両理事のみなさんで陳列の最中。入会希望のスーツ姿の若い男性見学者一名あり。理事長の紹介を受けながら、何処ともない中空に目線向けて微笑浮かべていた頭を下げる姿はなんか舞台上の演歌歌手みたいだなぁ、と思う。その後も何人かに挨拶して立ち話していたが、初対面でも物怖じしないらしく堂々としている。新しいタイプである。組合のため汗を流してくれる若者であってくれたらいいが、まったく姿を見せなくなったR君などもいるからな。そういえば彼も最初からマイペースで堂々としていたのを思い出す。まあ、どうでもいいけれど。

 入札タイムになりぷらぷら本を眺めてうろついていると痛風に効くクスリの話題などが聞こえて来る。地方から出品された『朝日グラフ』戦中版の2、30冊?を捲って楽しむ。これで本当に戦争に勝つと信じていたのだからなあ。天皇皇后が戦後初来道した写真帳(道新発行?)もあり精力的に各地を廻っている姿が記録されている。73年ぐらいからの『MUSIC LIFE』20冊に入札したが開札間際に、落ちても数ヶ月放置するかもしれないし、と考え改め、トリヤメ札を入れる。◯◯◯さん出品の日本語、言葉遊び、児童書、文庫の一口、中でも児童書がいい値段になっていた。故上野文庫主人中川道弘氏が自費出版した最初の本らしき言葉遊びエロ?歌集も入っている。この本が生田耕作の賞讃を受けたという、生田さんではなく中川氏本人の文章を、たしか後年何処かの会社から商業出版された本の著者プロフィール欄で読んだ覚えあり。亜本屋さんより、1月のラルズ展の直後に帯広でも古本市に出店するから、と搬入手伝いを頼まれる。組合費とりあえず2千円、会計理事に納める。11時半最終発声。正午半片付け終了。
 B堂恊治君に南平岸駅前まで送られる。<Maxvalu>で食パン、紅茶ティーバッグス、黒飴、トイレP、計810円購入。豪邸から経営賃貸MS(わが寓居のある)へ向かう大家氏見かける。こちらの歩幅が小さくなる。あちらは自信がありそうな歩き方なり。荷物置いて小包を携え郵便局、冊子小包の簡易書留発送し<セコーマート>へ。『週刊ポスト千葉市川事件記事立読み。現在取調べ中、絶食黙秘している容疑者について、バイセクシャルかもしれないと書かれている。最近は十代か三十代の男に多いとも。そうか、バイなのか。低脂肪乳2、玉子2C、計486円購入。午後2時前帰宅。うどん、ナットウ、冷水、トースト1、ママーレードジャム、ミニ餡アパン1、カフェオレ、紅茶、冷水にて第二食。二階から奇声。管理会社の陰謀か。

 4時半西岡へ。<サンドラッグ>でアルミホイル3、ラップ、黒飴、目薬スマイル40EXマイルド、セロテープ10m3本入り3ヶ、計852円、<Seria>でクリアホルダー二種、冷蔵庫脱臭剤、ボールペン、黒マーカー、計525円、<ビバホーム>で巻きダン、エア緩衝剤、PPテープ2、クラフトテープ2、セロテープ35m、ワープロ感熱紙2、ノート10冊パック、仕切書3、合成糊、計4085円、以上調達。帰りはかなり冷え込む。7時前帰宅。百円均一<Seria>の店のカゴにボールペンを1ヶ忘れて来たの気がつき口惜しい思いをする。

  受注、朔太郎『日本への回帰』二刷、清水幾太郎市民社会』市民文庫、三木卓編『生命の詩』。11時、ポークカレーライス、目玉焼き、冷水、牛乳、紅茶にて第三食。今日に気温0・0〜4・8℃。零時半〜2時入浴。断酒。午後4時就床。