須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

月曜 書斎拝見

 午前10時半起床。食パントースト1、焼かないで1、ブルーベリジャム、牛乳、紅茶、冷水にて第一食。

 正午、南平岸駅前でSさんのクルマに同乗、◯◯区のご自宅へ。予想をはるかに越える量である。書庫から溢れた分を置いている1階一部屋と2階三部屋とをざっと拝見。1階でお茶を御馳走になりつつ、所持している全集叢書の内容見本ファイル集を見せて貰いながらお話を聞く。レコード、CDも相当数お持ちだが、中古カメラまで蒐集されていたそうで、そのコレクションはすでにカメラ屋さんに引き取って貰った由。最後に降りた地下(屋外から見れば1階)の書庫は書棚の前を移動書棚が三重四重に塞ぎ、その前にまたヴィデオが収納された移動棚があったりして、すでに棚を自由に移動できるスペースがなく奥に何があるかも分からず、ご本人も本を探して取り出すのがエライ手間がかかり、これでは蔵書の意味がなくなるので今回の処分を決意された由。しかし、奥さんと娘さん二人はずいぶんと理解があるというか忍耐強いというか、感心する。娘さんは生まれた時から周囲に本があるので、これが当り前の住環境と思っていたのだろうか。家族の冷たい視線を覚えながら本を買っているらしいお客もいるだけに、幸せな蔵書生活・読書人生を送った人であるなあ、と思う。

 Sさん、北尾トロさんと一緒に修学旅行をもう一度やるという企画「修学旅行リターンズ」に応募して当選し、2週間ほど前に奥さんと上の娘さんと三人で奈良へ二泊三日の楽しい招待旅行へ行ってきた由。北尾さんも面白い経験だったとブログ日録に書かれていた筈。あの企画に当たった人が(限定一組だけだった由)自分の知り合いとは世の中狭いもんである。

 Sさんにクルマで送られ南平岸駅前へ。<Maxvalu>にて買物。うどん2、調整牛乳、醤油、チュウブワサビ、キャベツ半ヶ、ダイコン、マーマーレードジャム、食パン、計990円。3時前帰宅。

 うどん、ナットウ、冷水、ミニ餡パン1、カフェオレ、紅茶にて第二食。受注『シンデレラ』暁教育図書、昭和48年。妻本。某芥川賞作家から。梱包2。14日、元宝塚で阪田寛夫の娘の大浦みずき死去。肺ガンで53歳。妻に告げると男役のトップで宝塚のフレッド・アステアと云われた人だそうな。

 今日の気温2・7〜6・9℃。零時半〜2時入浴。昭和57年の森繁インタビュー前篇。サーモン刺身、クロガレイとマダラノコとサケシラコの煮付け、目玉焼き、ノリのみそ汁、燗酒一合、芋焼酎お湯割一杯、玄米茶。酒類尽きる。午後6時就寝。