須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

水曜 寝台の舟

 午後3時起床。うどん、ナットウ、冷水、ミニ餡パン1、牛乳、カフェオレ、冷水にて第一食。5時過ぎ、<セイコーマート>往復。一升瓶を1本回収用に置かして貰い、卵2ケース、牛乳2本、木綿とうふ、計564円調達。

 受注、カロッサ『ドクトル・ビュルゲルの運命』新潮文庫、『俳句とハイク』。梱包2。『新訳世界童謡集』を梱包前に捲って楽しんでいるとスティヴンソン・西條八十訳「寝臺の舟」なる詩があった。吉行淳之介宮城まり子の部屋にあったのを読んで、いろいろ短篇発想のヒントを得た童謡の本というのはもしかするとこれなのかな、と思って手元にあった文庫本で吉行作「寝台の舟」を見てみたが「小さな本」とあるのでどうも違うようだ。これは大きいし持ち重りがする本だし。しかし引用されてる訳詩は同じである。宮城まり子の方も回想記のなかで何かそれについて触れていた覚えがあるから、今度図書室行った時に見てみることにしよう。覚えていれば(後日、妻から聞いた処では、戦前版の冨山房百科文庫の1冊である由)。

 9時半、トースト2ヤマザキやわらかテーブルロールを炙ったもの1、焼き芋かけら、カフェオレ、紅茶、にて第二食。森繁は挨拶代わりに知人女性の体に触れるのが癖というか義務と思っていたフシがあるとの森光子の思い出話がニュースに流れる。

 ネットで本年の某文学賞の選評を読む。受賞作なしの佳作二人。昨年自分も応募した詩部門は今年に送っていたら結果が違っていたかもと思ってしまったよ。なんて思うこと自体が情ないのは分かっておるのだが。

 今日の気温0・7〜4・9℃。ゴミ出し。ロビーでストレッチ。第一書庫で本探し。梱包1。1時過ぎから酒。鶏肉とキャベツ蒸し、カボチャサラダ、ポークソーセージ、焼きシャケ、目玉焼き、芋焼酎お湯割3、玄米茶。少書見。午前6時就寝。