須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

日曜 引っ越し挨拶

 午後1時チャイムで起きる。ドアを少し開くと「今度◯◯◯号室に越して来た◎◎と申します」と女性から熨斗紙に包まれたモノを頂く。二階上隣、つまり斜め上に越して来た人。30代半ばの夫婦。旦那の方は赤ちゃんを抱いて。何か見てはいけないものを見てしまったたじろぎ、とまどい、ゆらぎ、が奥さんの表情に出ていた。自室に戻ってから、なんなの、なんなの、あのチャンチャンコにマフラーして頭ぼさぼさ、髭ぼうぼうの男は。なんの仕事をしてるのかしら。玄関に冷蔵庫。暗い中にダンボールと本ばっかり積んであったけど。爆弾でも作ってるんじゃないかしら。なんなの、なんなの、このマンションは、ここの住人は、と旦那に話しているのではないか。夫婦で不吉な予感におののいているのではないか。こちらにすれば、ちゃんと挨拶に来てくれたまともな人な人だけに、これから次第にというより、おそらく早々にこの辺りの環境を体感してゆくに違いないと想像すると、ちと気の毒。

 二度寝。午後5時起床。15時現在、雪、−3・5℃(最低−6・0、最高−2・3)、湿度74%。牛乳、カフェオレ、紅茶、冷水。梱包2。うどん、ナットウ、冷水、食パン1、ミニあんパン1、冷凍中華マン2、紅茶。零時〜1時半入浴。ハマチ刺身、菜花とモヤシポン酢和え、小エビ天3、カキご飯、ウィスキー水割り3、玄米茶。書見。午前5時就寝。