須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

水曜 交換会

 8時45分起床。炙りレーズンロール2、ミニ餡パン1、お焼き1、牛乳、カフェオレ、紅茶、冷水。

 10時過ぎ出。昨日よりもさらに寒気緩み、氷が融けて歩道ツルツル。二度ほど転倒しそうになる。地下鉄で大通。<リーブルなにわ>で雑誌数分見る。11時10分前、頓宮神社着。

 ロビーで喫煙中の萌黄さんに挨拶。インタビュー続編「東京時代」希望と書いたハガキを『北方ジャーナル』に送っておいた方がいいですかね、と冗談を云われる。組合費8千円払う。残1万2千円。例年のごとく2月の市場は荷物少なし。最終台に吉増剛造オルゴール付き限定版豆本『老詩人』、堀口大學らの雑誌『パンテオン』揃い10冊合本3分冊、プレス・ビブリオマーヌの『コレクション・サフィール』1、2、『コレクション・オパール』など。吉増豆本、吉成君が落札するかと見ていたが、やはり人生も市場もキビシイのであった。今日は1点も入札せず。ガイモノで『植民地時代の古本屋』があり、1冊参考までに買っておこうかと一旦申し込むも、本日の席料500円が加算されると気づき、慌ててキャンセル。売買なければ席料はとられない。読むだけなら誰かから借りれば済む。

 ◎◎屋さん、月末に同ビル内同フロアーに移転の由でまた助っ人に喚ばれそう。自分の記憶が確かならば、◎◎屋さんの引っ越しはこの5年で4回目の筈。薫風書林に以前からわが家にあった使えるか否か分からぬPCキーボードを引き取って貰う。現在の苦境の一端を聞き出す。そーだったんですか、佐々木さん、と同情半分、こみ上げるヨロコビ半分。しかし子どもの成長という楽しみを与えられているのだから嬉しい悲鳴なのだろうなあ。じゃんくまうす太田さんから唐沢夫人より届いた米が配給される。コシヒカリ5kg。大いに助かる。小麦値上りのこれからの時代、主役は米だぜ、ベイビイ。この恩義にいつか報いねば、返さなければ、と思いつつ十数年が経過、人生も残り少なくなりつつある。

 帰り、じゃんくまうす太田さんのクルマで薫風氏と共に平岸寓居まで送られる。ありがたし。車中、ネット・オークションの話など。ほう、そーだったんですか、太田さん、という情報あり、参考になる。じゃんくさんの奮闘ぶりを聞きながら、オレもやらねば、頑張らねば、と思う。なあんて、一時は奮起するのであるが、いつも気力持続せず、気がつけば人生も終盤を迎えつつある。

 正午半帰宅。カフェオレ、紅茶。ネット徘徊。3時半、うどん、ナットウ、冷水、炙りレーズンロール1、ミニ餡パン1、紅茶。12時現在、晴、2・5℃(最低−8・1℃、最高3・7℃)、湿度48%。

 眠気甚だし。5時半から2時間仮眠。起きてサッカー東アジア杯:日本ー中国を前半10分から観戦。相手側の怒濤の如き反則プレーと北朝鮮審判の確信犯ミスジャッジを振り切り、山瀬の先制点を守り切って1−0で勝利。10時半から入力。ロブ=グリエ、18日死去、85歳。小田実『何でも見てやろう』に登場してきたな。12時半入浴1時間半。ゴッコ汁、菜の花と蒸し鶏肉サラダ、日本酒、冷や1、燗1、玄米茶。本日も断酒の予定であったがゴッコ汁など出されては、これは呑まずにはいられぬ。書見。9過ぎ時就寝。