須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

日曜 

 午後2時起床。伊藤書房さんからの電話で起きる。薫風書林の居所が分からぬかとの話。薫風が行方不明だと必ず須雅屋に電話が入る。まるでウチは薫風書林連絡仲介所か、はたまたスター薫風のマネージャーであるかのようだ。FAXで訃報、葬儀の連絡が入っていた。元宝島檜佐さんのご母堂が亡くなられた由。12時現在、雪、1・3℃(最高気温3・9℃)、湿度66%。トースト1、炙りロールパン2、ミニチョコパン1、六菓亭菓子1、牛乳、カフェオレ、紅茶、冷水。書肆吉成君に会葬の件で電話。今、江別で芝居の手伝い最中だが夕方には事務所に戻るとのこと。おお!実にエネルギュシュ!若いって素晴らしい。受注1中公文庫『父 岸田劉生』。午後5時、吉成君のクルマに同乗させてもらい東区北19東22の青柳セレモニーホールへ。当然礼服姿の吉成君に比して、自分は礼服のチャックしまらぬため、ごまかしの黒っぽい服装(実はふだんのドブネズミ色とさして違わない)という情けなき姿。目的地付近に来て捜しあぐね15分ほどぐるぐる。受付に伊藤さんと花島さん。6時から通夜。他に市英さん、アルスさん、大学堂さん。吉成君のクルマで平岸へBack。西岡住いの大学堂さんもご一緒。大学さん、地下鉄環状線東駅から斎場まで徒歩で行ったところ、やはり迷って30分ほど寒風の中をさまよったという。車中、ネット販売の話。大部揃いものの目次を全巻教えてくれと云ってきて要求に答えてあげたが結局買わなかった客や、売価5万の一割引きで送ってやった本代を三ヶ月払わない関西地方の豪の者と云うか心臓に太く黒い毛の生えた逞しい同業者の話とか。7時45分帰宅。8時『風林火山』。9時、ウナ丼、椎茸と黒胡椒のスープ(定山渓<鹿の湯>客室付属)、どら焼き、緑茶。スポーツニュース。第一書庫で注文本探しと整理1時間。昨日分3点UP。マグロヅケ、ヤキトリ、奈良漬け、白菜漬け、ついでに白菜キムチで日本酒2、ほうじ茶。5時半就寝。