須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

木曜 蒲鉾が飛んで来た

 午前8時20分目覚ましで起きる。10時までMLBマリナーズ×レッドソックスを見る。松坂、イチローは押さえたが城島に二塁打二本打たれ、7回3失点。10時、温家宝首相演説中継のため野球放送は中断。演説少し見て二度寝。午後3時起床。15時現在、晴、8・0℃、最高気温8・0℃。ロールパン2、ミニ酒マン1、カフェオレ、紅茶、冷水。野球はそのまま3−0でシアトル勝利。ヘルナンデスがプロ入り二度目の完封。昨年、城島を手こずらせていた超生意気なこの若造が名実共にマ軍のエースへ進化したようだ。それにしてもマリナーズイチロー、佐々木、長谷川の三人が在籍していた時期に名前を覚えた選手がギーエンとロペスだか(?)の二人しか残っていないようだ。目まぐるしきMLBの選手の入れ替わりであることよ。これでチームカラーってものが果たして保てるんだべか?
 寝ている間に小樽のお客さんから蒲鉾の詰め合わせが届いており驚く。<栗原蒲鉾店>(創業明治39年)という店の機械ではなく手捏ねで作られている製品だそうで、地元の人はたいがいラジオ・CMで有名な<かま栄>ではなく、こちらを買っているのだそうな。伊藤整小林多喜二家の食卓にも上がっていたやもしれぬと想像すると由緒正しい文学的蒲鉾に思えてくるのである。二月であったか、1冊、安い本をプレゼントし、東京の本屋さんを紹介しただけなのに律儀な方である。もっとも安い本と云っても妻所蔵の本であって、梱包したのも手紙を書いたのもすべて妻なのであるが。
 7時までに趣味の郵送をしようと考えていたが間にあわず。野球なぞ観ているからこうなる。梱包1、発送7。8時「柳生十兵衛」。カート・ヴォネガットがNYで11日に死んでいた由。84歳。
 11時、ロールパン2、ミニ酒マン1、紅茶。第一書庫にて本探し一時間。入浴。3時、うどん、ナットウ、冷奴、カキマヨ飯、冷水、紅茶、チョコレート。4時からワープロ。断酒。7時、平岸六条郵便局ポストまで往復散歩。午前9時半就寝。