須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

火曜 この仕打ちは何?

 3時起床。15時現在、曇り、7・0℃。紅茶。3時40分、郵便局。冊子ニケ発送。振替・ぱるるから計50290円をおろし、<セブンイレブン>でJNBから31000円をおろし、4時閉店20秒前に農協に駆け込む。まあ、このオヤジったらなんでギリギリ駆け込んで来るのよ、というふうな表情で窓口で迷惑そうにしていらっしゃる女性職員の視線気にしながら家賃二月分69055円を払い込み(お嬢さん、どうもすいませーん)、<Maxvalu>でチューブわさび、もやし、酒白鹿カップ1、ナットウ1P、もめんとうふ2、牛乳、ベビーチーズ2×4、玉うどん、計966円を調達。自分の記憶が確かだとすれば昔のベービーチーズ型のチーズの重量は(二、三十年前は<雪印>ともう一社ぐらいしかこの形状のチーズを製造していなかったようにも思うが)、現今流通しているモノの1・5倍はあったのではないか、何故各社申し合わせたように現在は同じ大きさ厚さなのか、製造する機械の規格が統一されているのか、包装資材会社の都合か、これもいわゆる談合の一種か、チーズはスマートでなくてヨロシイのになあ、と歩きながら考察しつつ、4時20分帰宅。紅茶、カフェオレ、冷水。
 ちょっとメールとネット見出すと2時間。ラジオニュースで、北電が少なくとも16年に渡り室蘭ー伊達間のパイプラインからの重油漏れを調べる検出器が<作動しないように>機械を改造して、伊達発電所所長、本社課長(本当はもっと上の人間も知っていたのではないのか)の指示により、会社ぐるみで隠蔽していたのを知る。このゴマカシは昭和53年の伊達発電所始業時から現在まで約30年に及ぶ疑いがある由。電気代の払えない貧困層(あんまりいないでしょうけどね。たとえばウチとかですわ)への通電はぼんぼん容赦なく停止しながら、裏では実にいい加減なことをやっておる会社であるのぉ。過去、この大企業は事故や事件を起こした場合は必ずと云っていいほど、これからの時代により増加肥大する電力需要と原子力発電所の安全性を(今回のは火力発電所だが)強調するキャンペーンをテレビ・ラジオ・新聞・雑誌で大々的に繰り広げ、庶民を宣撫してきたけれども、今度はどうするか。 
 受注1、高田敏子詩集「薔薇の木」。昨日の「おやゆびひめ」はキャンセル。せっかく本を出して準備していたというのに。カクッ。なんちゅうか本中華。古くて、奥さん、どうもすいません。この仕打ちは何なの?イッタイ。アタシの何が悪かったと云うの?このこの〜!
 萌黄書店坂口さんよりメールあり、古本商売や金儲けについてじゃないけれど、喜ばしい情報がもたらされる。ほお〜、そぉ〜だったんですか、坂口さん。いやあ、古くて、奥さん、どうもすいません。ふぉほほ。大晦日の夕方から費やした6時間が酬われたのは嬉しい。
 9時前、うどん、ナットウ、冷水、ポスフール・ホテル食パントースト1、日糧十勝バタースティック2、ミニ酒マン、カフェオレ、紅茶。メール1通。午前1時入浴。3時、牛焼肉ごはん、目玉焼、ゆでモヤシ、湯奴、とうふみそ汁、緑茶、チョコレート。4時、堀江敏幸さんの話で昨日の続き。現代思想や文学批評に使われる横文字がまったくと云っていいほど出て来ないのは聞いていて気持がいい。松本清張「証明」文春文庫読了。暗く陰鬱な話ばかりであったなあ。断酒。午前8時就寝。