須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

水曜 故郷に植木等

 2時起床。12時現在、くもり、4・1℃、最高気温6℃。牛乳、冷水。4時、小雪舞うなか郵便局、5790円おろし即帰宅。トースト2、ミニ酒まん、カフェオレ、紅茶、冷水。某金融機関へJNB口座から5800円振込み。夕方のローカルニュースで植木等が戦時中、我が故郷伊達に半年ばかり滞在していたのを知る。ずっと文化や芸術家とは無関係な町と思いこんできたので意外なり。もっとも最近では「北の湘南」と自称もし、他称もされるようになったこの土地に別荘や本宅を建ててる著名な作家や画家なぞもいるらしいが。

 8時半、レトルトカレー、冷水、ビスケット、チョコレート、カフェオレ。受注1、ゲーテ/森三千代・文「君よ知るや南の国」。梱包6。「僕は盆栽」を眺めて楽しむ。その本に出てる盆栽のコスプレをしてアンディ・ウォーホルに会いに行ったのよ、と妻から聞く。シュルレアリストであり続けながら人生を過ごしてゆくことは難しいと云うが、沼田元気、この人は生きることのシュレアリスムを体現しているその希有なる現存のシュルレアリストではなかろうか。

 2時、本シシャモ、新巻鮭、湯奴、ジャガイモ炒め焼き、米飯、大根おろしみそ汁、緑茶、チョコレート。島尾ミホが25日夜、脳内出血で死去。87歳。 断酒。午前6時半就寝。