須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

木曜 まだあります?

 2時過ぎ起床。15時現在、晴、3・0℃、湿度44%、予想最高気温4℃。牛乳、冷水。4時前郵便局。4740円卸す。<Maxvalu>で、米「ほしのゆめ」5kg、うどん、鶏即席麺、ヨーグルト、計2016円調達。5時前帰宅。豆パン2、ロールパン1、紅茶。

 「弘南堂古書目録」47号来。270頁、ウチ写真版59頁、6993点。平沢屏山のアイヌ絵「蝦夷人昆布採之図」が120万。ふむふむ。おお!ボン書店の山中散生編「超現実主義者の交流」昭和11年が35万と来た。自慢じゃないが、って、ははは、結局自慢ですがね、まあ聞いて下さい、こんなウチでも十数年前に扱ったことがあるんですよ、この本。懐かしいなあ。昔はよかったなあ。でも、掲載のこれはずいぶんとコンディションがキレイなようだぞ、手元に置いておきたくなる美本だなあ。裏表紙には稲垣足穂の「第三半球物語」昭和2年が45万か。なかなかモデレートな価格ではないですか。今回は北方もの中心の総合目録であるが、初版本に雑誌、自筆物と文学関係もたっぷりと載っており(約1050点)、2006年日本古本界の掉尾を飾る古書目録というべき充実ぶり。たとえスガヤに送付されるモノが日本で発行されている目録のごく一部であろうとも、そう断言して憚らないのである。どれどれ、ダイヤル、ピポパとプッシュして、「あ。弘南堂さんですか。古本屋のスガヤでございます。素晴らしい目録お送り頂きまして、ありがとうございます。5316番のタルホの「第三半球物語」なんですが、まだあります?」なんてやってみようかなあ、と思ったのであるが、もしもまだ残っていたら支払いができないのでヤメにする。一括ではなく45年ローンとかを組んで貰わねばとても払えたもんではない。何も注文できない身分なのにいつも目録を貰ってしまって申し訳ないことである。
 受注1件、吉田一穂「ひばりはそらに」。梱包1。発送1。<楽天フリマ>へ10月分11月分手計料計495円振込。送金料52円。これで縁が切れた。
 8時、「慶次郎縁側日記」。バルセロナ4ークラブアメリカ0も後半途中から見る。鮭弁当、鶏即席麺、ナットウ、麦茶、チョコレート。10時半から1時間余り台所の流しの掃除。松坂は6年61億(含出来高最大70億)でボストンと契約。

 押尾コータローの今日の名盤はキング・クリムゾンディシプリン」。ある件で妻に頸を絞められ、数分間死線をさまよう。1時半から入浴。3時、妻が友人Oさんから貰って来たカンビール1。日本酒1。牡蠣とブロッコリーのマヨ焼き、大根浅漬け。6時半就床。