須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

木曜 日本シリーズ第五戦

 午後2時前起床。12時現在、くもり、11・1℃、58%、予想最高気温12℃。トースト2、ミニあんパン1、牛乳、紅茶、冷水。
 PC立ち上げてみれば北大M先生からメールあり。さきほど薫風書林さんの前を通りましたが空き店舗になってました、どうされたのでしょうか?とのご質問。いいなあ、まだ心配してくれるファンがいて。薫風へメール。帰って来た答えをM先生にメールで説明。薫風の両サイドにあるI書店、喫茶店朱倉のニ軒がどちらも店仕舞して空いているために、シャッターを閉めていた開店前の薫風書林もヤメてしまったと錯覚されたのだ。この一件に30分以上を要す。この30分に渡る自分の調査報告がなければM先生の頭の中からは「北10西5交番横入ル」の通りにある薫風書林は永遠に消失していたのである。云ってみれば自分の無償の行動が一軒の古本屋を救ったのだ。ああ、なんという美談だろう。なんと人のためになる善い行いをしてしまったんだろう。
 6時、うどん、冷水。6時15分から10時まで日本シリーズ第五戦と胴上げ。中日:川上 ―平井 ―久本 ―中里、ハム: ダルビッシュ ―岡島 ―MICHEAL。中日4回1点先制、日ハム5回金子スクイズ1点、6回セギノール2ラン、8回稲葉ソロHR、1−4でハムが優勝。ははは。新庄、小笠原がヒルマンの前に胴上げ。考えてみれば成績ふるわず印象薄けれど、落合も引退前の二年間在籍していたレッキとした日ハムOBなのだ。1996年秋に「日本ハムを優勝させます」と云ってやってきたのであるが、その約束をようやく10年後に相手チーム監督として果たしたことになる。西崎がハムから西武に出て行く時に、「まとまったいいチームだったのに、落合さんが来てからバラバラになってしまった」というようなコメントを残していた筈だ。
10時半入浴。12時から日本ハム優勝特別番組。どうせこんなことは後何十年はないかもしれないのだからと思い、1時過ぎ終了までチャンネル回しながら各局のを見てしまう。
 鰯刺身、ロースカツ、ヤキトリ、ゆでもやし、米飯、みそ汁、麦茶。小島信夫死去。91歳。頭突きの大木金太郎死死去。77歳。。探求書に返メールしたマラマッド文庫2冊に注文あり。Yから清水昶詩集「黒い天使」譲られる。午前4時半就寝。断酒。