須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

日曜 中島公園を散策

 1時半頃から雷雨の音で目が覚める。3時起床。雨はすでに上がっている。12時現在、くもり、25・8℃、最高気温27℃。受注2件、キプリング「インドの放浪児キム」(昭和40年『中一時代』付録)、「伊藤博文公」(明治42年『太陽』)。ミニ白あんパン2、ぬるい紅茶にて第一食。

 いずれ何かの役に立つかもしれないとスケベ心で古い雑誌をちいとばかり筆写してから外出。5時過ぎに地下鉄幌平橋下車。

 行啓通方面のお客さんのところへ本を届けた後、暮れてゆく中島公園を1時間ほど散策。犬を散歩させている人たち、犬と駆けっこしている人たち。なかでもフリスビーで犬と遊んでいる人が羨ましい。鴨鴨川両岸のカラスを観察して後、路上の鳩を眺めていると、自分の顔を見上げながら二羽が近づいて来たが、食い物をくれない奴と分かると、「ケッ!」と見切りをつけたが如く引き返して行った。菖蒲池の鴨、首から胸にかけて真っ白い奴がなかなかに優美。由緒ゆかしき建築物豊平館の前のベンチで若い女性が二人愉しそうにじゃれ合っているので微笑ましく眺めていたら、日本人女性とその彼女よりも髪の長い白人ヤングマンカップルがイチャイチャしているのだという真実に至り、この不良ガイジンめと憎々しくなる。小用のため<キタラ>でトイレ拝借。また町中での快適なトイレ空間を発見す。福耳という妙な名前のグループと札響の共演がこれからあるらしい。列を作っているお客、クラシックのコンサートに通常並ぶ中高年の男女よりも、むしろキレイな若い女性の数多し。福耳の正体はと置いてあるチラシを見れば、スガシカオ山崎まさよし、杏子の三人のユニット。どうりで。中島公園から地下鉄乗車。<Maxvalu>で買物、牛乳、ガム、トイレロール、計615円、<セブンイレブン>で氷105円。6時45分帰宅。

 7時からテレビ。モグラの生態興味深し。8時「功名が辻」。司馬遼太郎の原作ではどう描かれているのか知らぬが、山内一豊って、主人公だから美しく表現されるのは当然としても、こんなにも心やさしきいい奴であったのか、と見る度に思ってしまう。家康から貰った土佐で一豊が善政の礎を築かなかったからこそ、幕末の武市半平太坂本龍馬中岡慎太郎らの反乱者、脱藩者を産んだのではないか。9時から1時間仮眠。昨日、暴力沙汰を起こした露鵬は今日から三日間出場禁止。明日は琴欧州、バルトの初顔合わせ。いよいよ白人同士の立ち合いが組まれる日が来たか。いづれ日本人同士の取り組みが珍しいと云われる時代が来るかもしれんなあ。
 11時から日記。2時、シャワー。3時、マグロヅケ、厚揚げ焼き、鶏の立田揚げ、目玉焼、高菜付けで日本酒ロック、泡盛水割り、ナットウで米飯、麦茶。6時過ぎ就寝。