須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

金曜 出稼ぎ十二日目

 正午過ぎ起床。12時現在、曇り、16・9℃、最高気温19℃の予報。やや風あるも、雨、強風とも収まった。牛乳、冷水。昨日受注のミショー本探索に30分。うどん、ナットウ、冷水、食パン1、ミニあんパン1、カフェオレ。
 この数日、明治末頃に開かれた由の平岸から月寒へ通ずるアンパン道路なる道の同じ場所で、一羽の鴉と遭遇している。そこへ差し掛かかると真上の電線から鴉の威嚇の声が降りかかって来るので、向いの歩道へ移るようにしている。まちがいなく同じ鴉だと思う。樹木の多い地域であるから、すぐそばの樹の枝に葉っぱに隠れて巣があり、雛鳥がいるのだろう。とするとこいつは妻と子を守るお父さん鴉だろうか。

 3時45分、A本屋着。一人で本の箱詰め作業の続き。4時から7時半まで。アマゾン用ようやく完了。3千円いただく。筒井康隆山口誓子の文庫貰う。今日で一段落ついたのでバイトもお終いかと思ったが、明日からもまだ引き続き来るように依頼される。A本屋さんも数日、すすき野店を休んでこちらの片付けにかかり切りになる由だ。毎日日銭が入るのは実にありがたいのであるが、ほぼ二週間休みなく通っているので、正直ちと疲れを感ず。が、いつもは毎日が日曜日みたいな生活なのだから、たまにはかような勤労の日々も良しとしようぞ。

 帰り、<フードセンター>で買物、うどん、もやし、ロールパン、石鹸、計781円、<アインズ>で目薬買う。ライオン株式会社のスマイル40EX、347円。なんか目から泡が出そうな目薬だな。

 9時帰宅。シャワー。紅鮭のハラス、コールドチキンともやしのサラダ、若布みそ汁、米飯、麦茶、チョコ3粒、黒砂糖1ヶ。「剣客商売スペシャル・女用心棒」見逃す。

 Netに出品中の大佛次郎本「幻燈」の状態について質問メールあり。将棋名人戦終わる。4勝2敗で森内俊之名人が防衛。無念なり。ラジオ深夜便、2時3時台、作曲家船山徹へのインタビュー。「北島、あれほど駄目な、手のかかった弟子はいなかった。何処のレコード会社でも使ってくれないんですから、どうしょうもない奴だったんですよ、そうです、三郎ですよ」みたいな調子で語る思い出話面白し。酒一合。7時過ぎ就寝。