須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

火曜 ギョーカイのために

 12時目覚め、1時起床。12時現在、くもり、8・4℃、今日日中最高気温、11℃。トースト2、豆パン2、カフェオレ、冷水にて第一食。

 夕方から妻は岩内の実家へ。明後日までしばしの別れ、再会までインコとお留守番。と云いつつ、インコと一緒に羽を伸ばす。

 9時、うどん、ナットウ、トウフにメンマとワカメにごま油、七味、醤油をまぶしたもの、食パン1、白湯。

 巨人また勝つ。横浜2ー阪神10で大敗。浜中二発。阪神に期待するしかないのか。
 札幌のさる業界の知人二人が先日上京した際に秋葉原メイド喫茶を見学してきた由。停滞し続けるギョーカイの突破口を見いだすべく現代におけるトレンドを学習するというのが主たる目的であったそうな。決して自分たちの趣味趣向のためではなく、あくまでギョーカイのためにという崇高な使命に燃えて足を運んだらしい。エライ混みようの店内で「お帰りなさいませ、ご主人様」と出迎えられて、これも研鑽のためと致し方なく、ゲームをやったり一緒に写真を撮ったり(各500円也)などして店内の(?)観察怠りなく、メイドマッサージもやってみたかったが高かったので次回の課題とし、「いってらっしゃいませ、ご主人さま」 と見送られて帰ってきたようだ。この経験がそのギョーカイの活性化に繋がる日を期待するのは自分だけではあるまい。それにしても好みでもない遊蕩というか、お遊戯の時間をしばし過ごさなければならなかった知人二人の苦悩は如何ばかりであったか。いい年をして苦労が偲ばれることだ。そしてもしも古本界でこのような研修旅行が企画される時には、決して決して気は進まぬのであるが、いい年をして自分も参加しようと思うのだ、ギョーカイの発展のために。

 1時台、FM、浅田次郎「シエ - xie」をラジオドラマ化したもの。日記書きながら胸焼けしたのか、次第に腹に膨満感。寺山修司見のがした。5時過ぎ就寝。断酒。