須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

木曜 いい奴らだったぜ

 12時起床。12時現在、くもり、5・2℃、今日日中最高気温7℃。うどん、ナットウ、冷水、ミニあんパン2ヶ、紅茶。二階のガキ、もといお子様、今日はことのほかウルサし。

 3時外出。郵便局で振替口座から4180円おろし、<はてな>へ500円送金、<セコーマート>でNTT二回線分3801円払い、牛乳、とうふ、食パン計294円を買って帰宅。いつのまにか、郵便振替送金の手数料、1万円以下の場合70円であったのが、自分には何の相談もないうちに100円に値上げされていた。古本の相場は下がる一方なのに。

 岡崎武志さんから「気まぐれ古書店紀行 1998→2005」恵贈さる。感激。そして申し訳なし。帯を外したところに須賀の似顔絵。実物よりずっとハンサムだ、と妻が評す。税務署から通知。確定申告、源泉徴収の分が戻ってくる。千円だけど、ちょっと嬉しい。

 ライブドア株明日上場廃止旭川、札幌を中心に道内で雀の遺骸大量に発見さる。

 7時半、トースト2枚、紅茶。「クローズアップ現代」見る。サラ金問題。今や国民の6人に一人が利用し、破産予備軍は200万人だと。8時、「柳生十兵衛七番勝負 島原の乱」その2。10時から12時、書きもの。ポストへ投函して即帰宅。

 12時台、「わたしの名盤コレクション」王様の4回目。ザ・フーエアロスミスの両バンド。アルバムは「Who's Next」と「Rocks」。エアロの「バック・イン・ザ・サドル」のえら〜い勿体ぶったイントロ、自分大好きなんである。フーといえば、小池一夫池上遼一の漫画「I・餓男-アイウエオボーイ」にギター風車弾きのピート・タウンゼントキース・ムーンジョン・エントウィッスルロジャー・ダルトリーのメンバー4人が登場し、コンサートの後、引き上げた楽屋で(ではなくて個室借り切ったレストランであったかもしれない)、逃亡中の主人公に出くわし、食事を与えて助けるという印象的なエピソードがあって、いやあ、The Whoっていい奴らなんだなぁ、と自分は漫画を読んで感銘を受けたものであるが、ビートルズと同じくそのうち二人はすでにこの世にいない。

 王様は高校時代に友人とエアロスミスの武道館コンサートに行き、わざわざ購入していった女性ものの下着をステージに向かって放り投げたが、届かずに最前列近辺の客の頭に落下したという。そしてその下着はその辺りの客によってまた放り投げられて、ステージのスティーブン・タイラーか(デビュー当時は、なんだ、このミック・ジャガーのバッタもんは、と思ったものだ、この人)、ジョー・ペリーのそばへ無事に着地し、目的は達せられたそうな。王様、少なくとも自分にとっては、そこいら辺の若手お笑い芸人よりもよほど笑わせてくれる人である。あくまでお笑いではないと本人は主張するのであるが。

 即席スパゲッティ、ミートボール、枝豆入りさつま揚げ、ラッキョウ清酒1合半。5時就寝。