須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

金曜 札幌がイッチバーンですね

 12時起床。12時現在、晴、9・7℃。今日日中最高気温10℃。暖かくなるのは好ましいが、同時に羽虫が出る時期のだんだん近づきつつある。うどん、ナットウ、冷水、トースト1枚、ミニクリームパン1ヶ、マドレーヌ1ヶ、コーヒー。コーヒーは昨夜、激安の殿堂<ドン・キホーテ>で200g198円で置いてあったオーストラリア製を妻が買ってきたもの。「味は不明」とポップに注意書きがあったそうで、恐る恐る試してみたが、飲めないこともない。何かに汚染されたコーヒー豆でないことを祈ろう。

 起き抜けの、お昼のテレビ・ニュース地方版。十代女性の性感染症罹患率、妊娠中絶の割合、6大都市で札幌がナンバー1である由。たいしたもんだな、札幌も。消費者金融アイフルに全店一部業務停止命令。犯罪の種類はちがうが武ちゃん(武富士)の事件から数年しか経っていないというのに、この業界の本質がまた露呈したという感じ。利率は多少低いが、実のところクレジット会社も業務内容はたいして変らないのである。そしてサラ金、クレジットに融資して全面的に支援しているのが銀行なのだ。サラ金と業務提携している銀行もある筈だ。さらに、こういうサラ金、クレジット会社の美麗、明朗、善意に装われた虚飾CMを巨額のスポンサー料欲しさにタレ流してどんどん破産予備軍を増やし、生き地獄に追い込んでいるのがテレビ局その他のマスコミなのだ。もちろん借りる人間の自己責任が問われるのは当たり前だが、それだけでどうかなる問題では決してない。そして世の中、このまま突き進んで行くしかないのだ。

 <ビッターズ>というところから電話あり。「貴社の商品を当社のネット商店街にも出品してくれませんか」というお誘いであったが、「面倒くさいのでイヤです」と拒絶。電話切ってから、大人げないことをした、もっとやんわり断ればよかったと反省。

 あるサイトの探求書コーナーをみると梶原一騎の本を探している人がいる。20年前ぐらいの元定価千円ぐらいの本である。「15万払います」と書いてある。ウチには在庫はないが、ちょっと探してみようかしらんと気持が動く金額である。15万なんて、そんなアクドイことは云いまへん。3万円で、いや1万5千円でけっこうだす。でもこの熱心な探求者はただの一般市民ではないような気もするのだ、梶原一騎がそうであったように。もしも15万で売ろうものなら、その一月後とか、当然もうそのカネは跡形もなくなった頃に、ちょっと物入りなので10万で買ってくれや、などとドスを懐に持ち込んで来そうではないか。

  4時、郵便局、昨日通帳を忘れたのでおろせなかった<ぱるる>の3480円を手にして即帰宅。7時から入力少々、巨人ー横浜を聞きながら。延長12回6−6ドローで終わる。Gは引き分けで充分であろうが、ベイスタは勝たねばならなかったのに。

 11時半から入浴。12時台、王様の「名盤コレクション」。最終回の今日はポリス「Synchronicity」とストーンズTATTOO YOU/刺青の男」。肉豆腐、厚揚げ焼き、ラッキョウ清酒1合半。4時就寝。