須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

カニやヒトデがクラゲと......

 4時半起床。17時現在、晴、5・7℃、南の風4m/s、湿度41%。

 憂国忌もしくは奔馬忌なり。と同時に森田必勝忌なり。だからといって、今日から突然一分一秒も惜しんで刻苦勉励し、おまけに腹筋鍛えて晒を巻くような真面目人間に自分がなるわけじゃなく、どうという変化もないのであるが。

 うどん、その他、いつもの雑駁なものにて第一食。

 ガイジン関脇琴欧州、ガイジン横綱朝青龍に土、連勝を止める。昨日、和泉元彌道路交通法違反(一昨年春の駐車違反)で逮捕、釈放。プロレスに進出して必殺空中元彌チョップを披露した後だけに、この一件ワザとやったのだろうかとも思うが、一昨年の違反らしいから、たぶん違うのだろう。もしも作為的なものなら大した計画性である。希代の狂言師である。

 8時、TBSラジオ唐沢俊一『ブジオ』を聴く。今日のゲストは番組開始以来のメジャーなゲストとパーソナリティー自ら表現する山咲トオル地下鉄サリン事件の日に知り合いになった仲の由。

 10時のTVニュースをラジオで聞く。函館沖でイカ漁などに被害を及ぼしていたエチゼンクラゲが死滅し始めている由。水温が一定以上に下がると生存していられず、海底に無数の巨大クラゲが横たわりだか、お座りだかして死んでおり、クラゲの一大墓地になっているそうな。そしてその屍体や瀕死のクラゲに蟹やヒトデが群がってムシャムシャやっているらしいのだ。画面を見なくても想像するだにおぞましい光景であるが、さらにヒドいことには、例年この季節にはエサ不足で活動の弱まるヒトデたちが豊富な食料に、ホヒョーヒョーと元気になってしまい、やる気を起こして大量発生し、北海道名産のホタテやホッキ貝を食い尽くす恐れが出て来つつあるという。ホタテやホッキ貝をしょっちゅう食している身分ではないが、このかつてない自然界の連鎖は恐ろしいではないか。

 DIONの支払い今日までであるが、この月末までの諸々の支払い額を計算し、諸事情を鑑みると、やはり薫風から聞いた情報が極めて魅力的なものに思えてくる。さらに階段を下降へ踏み出す一歩となるのか。この階段たるや、最初恐る恐る足をかけて進み、そのうち、なんだ、大丈夫じゃん、と慣れてずんずん平気で昇り始めたと本人錯覚して実は下り始めた頃に突然ガラガラと崩れ去る危険性がある。明日からはネットに繋がらないかもしれない。ああ、海底に横たわり、蝟集したカニやヒトデに喰われている自分が見える.....だが、5年、10年昔に比べれば、まだ今はどうということはないのだ。少しばかり奮起しさえすれば何とかなるかもしれないというかすかな希望もちらりとあるのだから。
 冊子梱包2ヶ。12時から1時半入浴、ヒンズー50回。上がって、第二食。牛肉国産バラ焼き、牡蠣と豆腐汁、ゆでワカメサラダ、タラコ、米飯、カリントウ、番茶。3時半から日記書き。ネット徘徊。9時横になり読書、午前10時就寝。