須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

やり続けるしかない

 午後3時前起床。12時現在、雨、5・6℃、東南東の風4m/s、湿度54%、日中最高気温6℃。

 牛乳、冷水。4時前、ポリタンク下げて外出、ガソリンスタンドで灯油14リットル購入938円。給油中、裏の平岸6条郵便局へ出向いて、振替須雅屋口座から2450円、妻口座から4220円、ぱ・る・るから3500円をおろす。ポリタンクを下げたまま郵便局へ入ると局員の方々が過剰反応してとんでもない事態にならぬとも限らぬので、GSにポリタンク→〒局という順番をユメ狂わせてはならぬのである。逆をやれば、世間は年末に向いつつある今日此の頃、パトカーのお迎えと共に自分のさんざん踏み外して来た人生がさらに決定的に狂い、こんな日記など書いてはいられない番外地に送られるかもしれないのだからして。

 ところでポリタンクの蓋に問題が発生しているのだ。二つ蓋があるうち、数年前片方にヒビが入ったためセロテープを巻き、形ばかりの補修をして使用しているのであるが、これが灯油を入れてもらいにGSに来る度に傷みがひどくなり、もう少しで蓋の尖端の円盤部分が剥がれそうなほど破壊が進んでしまったのである。これはGSの従業員諸君が非常な馬鹿力を持って蓋をぎゅうぎゅう締めつけるために、どんどん蓋が駄目になって来つつあるせいで、どうも最近の若者は加減というものを分からぬから困るのだが、自宅からもっとも近い灯油の確保場所の方々に嫌われては冬が越せない恐れがあるので、温和なオジさんに思われるべく、自分は注意もせずに、ただへらへらしているのである。

 帰宅して鶏即席麺、焼食パン2枚、ミニアンパン2ヶ、、カフェ・オ・レ、紅茶、冷水。冊子梱包1ヶ発送。

 7時半から日記書き。に取り組もうと思っていたところが、まど・みちお詩集「宇宙のうた」に<日本>A本屋委託分からから受注あり。妻の本。でも、一昨年の今頃にA本屋さん入力してもらった本で、何処にあるのかさっぱり分からないの、これが。妻と二人、あちらこちら1時間半探索するも見つからず。重苦しい沈黙が家庭内を覆い、夫婦それぞれを圧迫したのです。千円の本だし、もういいや、品切れの返事を出そう、という考えに傾き始めた10時前にようやく妻が発見。本の山の移動で疲労し、ホコリだらけ。加うるに、お客さんがパソコンを所有されていない方で、FAX通信の文章を書くのにえらく手間取り、今日は参ってしまったのであるよ。もっとも本を探していたのはほとんど妻であったのだが。

 12時頃から、妻のコゴトを聞きながら、たまった目録類を整理、不要なものを纏めて捨てる。ついでに7年前に市場で買った山の中にあった道内の短歌雑誌二縛り二百冊ほどを捨てる。申し訳ないが少しでもスペースを作らねばならない。月末に向け、家庭内の空気ごたごた、雰囲気極めて険悪となる。そう、アニマルズなんです。もう、尾藤イサオなんです。誰のせいでもありません。みんなワタシが悪いんです。

 1時半から3時15分、入浴。ヒンズースクワット50回。上がって、焼魚紅鮭、ヤキトリ、キャベツ蒸したもの、米飯、ミソ汁、番茶にて第二食。日記は中止し、内田善美他、妻提供の多少は売れるかな、と思われる本を7点<楽天>へ入力UP。

 プーチン大統領昨日来日、本日小泉首相と会談。小泉氏は拉致問題ほど北方領土問題には熱心ではないように見える。おそらく、以前より全国民的な関心が薄くなって来ており、力を入れても労ばかり大きく、残り任期内の支持率を上げるには効率が悪い、と踏んでいるからだろう。

 ソルボンヌK子氏簿記二級合格の由。これは近来にない快事である(自分の周りでは)。資格というと自分の所持せるはクルマ普通免許とアマチュア無線だけだ。昔いた職場の上司に無理矢理取らされた能天気なだけのアマチュア無線はもちろん、クルマの方も紙運転手であって求職には何の役にも立たぬ。つまり今から何処かに潜り込むのは年齢的にも不可能というものであって、古本屋をやり続けるしかないのだ。午前9時就寝。