須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

古本道

  午前8時目覚め、8時半起床。ミルク・ティー、冷水。9時現在、晴、19・5℃、北北西の風5m/s。メールチェックと電話帳を調べているうちに刻々時間が経つ。

 10時から日記書き。11時半某所へ電話。

 <楽天>より注文二件。藤田黎一「虹の橋 - 黒澤明と本木荘二郎」、ともう一件は昨日出品したばかりの「少女座」2号、3号の二冊。「黒澤」の代金1500円は、あっというまにJNBに送金されて来た。

 トースト、犬ビスケット、紅茶、冷水にて第二食の後、1時半外出。快晴。郵便局へ行くがぱ・る・るの通帳を忘れたことに気づき、外に繋がれていたデカイ犬に挨拶して<セイコーマート>へ。ATMからJNBの9千円をおろし、NTTの一回線のみ、8月分料金2016円を支払う。羊ヶ丘通りを美園方面へ下り、豊平区役所で書類(印鑑証明二通、住民票一通)を揃える。思いのほか区役所で時間がかかったために2時半帰宅となる。書類を妻に渡す。2時50分、妻外出。某所へ金子を借用に。といっても4万円。はは。一方自分は3時半、再び郵便局へ赴き、振替口座から3千円、ぱ・る・るから8720円(『少女座』もすでに入金に)をおろし、即帰宅。午後から急にあたたかになったようだ。

 時間ないので、お焼き2ヶ、牛乳、紅茶で第二食。冊子小包4ヶ梱包、6時集荷にて発送。夜になって、<楽天>から雑誌『海燕』「特集:ミステリーを解く」(「座談会:本格ミステリーと現代小説・奥泉光×山口雅也×笠井潔)他」の注文あり。

 10時半、シャワー。12時から第三食。マグロ刺身、トリ肉とキャベツの蒸したもの、湯葉、ミソ汁、米飯。
 妻の買ってきた『東京人』を眺める。166号(2001年5月)の「特集古本道 - 店主に聞く、達人に聞く」。ぱらぱら捲ると書棚に囲まれて、眼鏡をかけた何処かのマダムがいるなぁ、誰かに似てるなぁ、とよく見てみると石神井さんだった。特集巻頭では全古書連現理事長であるところのT書店節がパワー全開(?)に炸裂。「私の店に入る人で小沼丹を知らない人がいたら、本なんか読まないほうがいいと思うくらいです」「今はインターネットで見て、とんでもないところから問い合わせが来ます。でも、私は基本的に本は対面販売が基本だと思っていますから、初版本の場合は、顔を見せてくれなければ売らないと言って、電話で来ても断っちゃう。.....『あんたがこの本を買うのにふさわしい人かどうか、本のほうも人を選ぶ権利があるんだから』って」。いやあ、昔はこういうセリフ、一度は自分も云ってみたいと憧れたもんだけどなぁ、今は生きていられりゃそれでよし。ユメもチボーもないの。

 2時就寝。断酒。明日は月例交換会。