須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

木曜 妻帰る

朝の10時半就寝。妻の電話で4時起床。午前中から上の部屋で子供が運動会。一週間ほどは静かであったが、何処に隠れていたのか、何処から湧いて来たのか、やはり小さな子供がいるらしい。ウルサイ。モロに頭に響く。
 紅茶飲みながらメールチェック。パソコン環境復旧のお祝いメールがリブロ、薫風、箱崎さんから。亜本屋さん<日本の古本屋>に出品している『四谷シモン 人形愛展』の状態問い合わせ。古本屋仲間某氏のミクシイ日記を見たら悲惨なことになっている。歯が欠け血尿が出ると。大丈夫だろうか。おまけに5年使ったパソコンもオカシクなった由。うちと同じマック。あちらはIマック、こちらはパワーブック。

 米を磨ぐ。最後の一合半。今夜帰って来る妻が実家から米も運搬して来るだろうからなんとかなるだろうと思いながら。8時、妻帰宅。今日は魚介類はなし。先週、今週、来週、と三週続くので引退した義母も現在の経営者義兄夫婦に頼みづらいらしい。妻は岩内にいるのを気づかれないようにしなさいと義母から言い含められている。4時頃、妻からあった電話の声が、途中急に小さく低くなった。嫂が現れ玄関に義母が出たところだという。妻が帰って来ていると知れるとお寿司を握って持って来たり、或いは直接寿司屋から頼んだりしてくれるので、そういう気遣いをさせたくない、負担をかけたくないから、隠れていなさい、身を潜めていなさいと、命じられているのだ。「蛇が隠れて生きよと人妻に」という句が摂津幸彦にあったな、たしか。うろ覚えだけども。

 入浴。午前4時、NHKFM<こころの時代>で小檜山博さんが小樽でやった講演。声が若い。内容はエッセイとダブっているところあり。