須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

日曜 ここにも一人

 4時起床。唐澤景子さんのmixi地震を知り、テレビつける。福岡、佐賀のあたりが震度6玄海島というところの被害大。日本全国何処で地震が発生しても不思議ではなくなってきたが、とりあえず札幌には起きないでくれ、とエゴイスティックに切に願う。そうなったらすべてはおしまいや。

 大相撲、狡猾な取り口の雅山が負けたので気分好し。

 Eシークから注文あり。J・ヴェルヌ「砂ばくの秘密都市」学研・昭和49年3500円。函にEシーク出品に際し特記していない少傷みあるので、自主的に500円引くことにする。送り先は東京都千代田区内幸町飯野ビル内郵便局留め。ここにも女房に内緒で本を蒐集する男がいる。

 深夜から朝まで、ETVで「サンダーバード」。何話かまとめての放送を酒を飲みながら見る。

 早朝の民放TVニュース。なんだかのチャリティ・コンサートでQueenひさかたぶりの一時的復活。ヴォーカルはFree, Bad Company, The Firmのポール・ロジャースで相変わらず胸毛を見せている。この男、昔から写真に映ってる姿、必ずと言っていいほど胸毛を誇示していたのである。ここいらへんは故フレディ・マーキュリーとも似ておるところ。でも、たしかに歌はとっても達者な人なのだが、Queenとは声質がミスマッチではないかと反射的に思ったら、曲はちょこっと流れただけであったが、どうしてどうしてうまく溶け込んでいた。ギターのブライアン・メイ(82年来札時、南郷通りだかのマクドナルドに家族で出現したという伝説あり)は容姿ほとんど変わっていないが、ドラムの後ろのあのビヤ樽金髪オヤジは何だ。腹が出てるばかりでなく、顔もすっかりムクンジマって、ああ、ロジャー・テイラー無惨なり。ロック界屈指の美男と謳われた美貌は見る影もない。節制を全然しなかったと見える。若い頃がすごくキレイであっただけに、その分余計に落差が激しく、見てはいけないモノを見てしまったという思いだけが残った。