須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

水曜 冷たい雨

 午前10時半起床。夕方まで冷たい雨が降ったりやんだりしながら続き、寒い一日。グレープジュース、ホットミルク、カフェオレ、冷水。

 午前、米屋さんに注文した後、15分ほどでチャイムが鳴ったので出て見ると宗教関係の方。半時間ほどで米屋さんが来る。今回から新米だが、昨年より85円値下がりして、ななつぼし5kg1805円。数少ない嬉しい出来事。ニュー電話帳も配達さる。

 受注、松本泰「清風荘事件」。梱包1。先日千円の吉川英治本を送ってあった九州の文学館からようやく届いた書類に記入していると、某地方の国立大学から電話あり。「樺太の俳句」という本を十日ほど前に送本していたお客さんに、まだ日も浅いので躊躇いもあったがフトコロがサビシイことだしと決意し、お代金の方そろそろ送って貰いまっか?と再請求メールを昨夜送っていたのだけれど、本学のNが注文した書籍の件ですが公費で購入したいので見積・納品・請求書の三点セットを送って欲しいのですが、というご要望。電話線の向こうの受け入れ係女性、丁寧な言葉遣いではあった。だが、ガクッとなる。お客の大学の先生、こちらがメールを送らなかったらどうするつもりだったのだろうか。いづれにしろ郵便代80円と書類作成の時間を空費する。

 午後2時半、うどん、ナットウ、冷水、トースト1、バナナ1、おやき1、カフェオレ、紅茶にて固形物第一食。

 ふだん電話など何処からもないのに、鶴見さんからも。十月のイベントの件。半時間ほどして拙宅MS駐車場に着いたクルマまで傘さして出向き、チラシを受け取る。50枚ぐらいある。送る宛も切手代もないので、こんなに貰っても困ってしまうというのが正直なところ。昨日に続いて、書類作成。B誌から詩の校正ゲラ届く。そしてこれも昨日に続き、大市の反省と後悔と今後のことで鬱々。

 数日前に妻と話題になった自費出版社業務停止命令の件で検索。すると問題の某社ではなく、有名文芸出版社の系列になる自費出版社の名前が挙っており驚く。貯えのない自分は引っ掛かりようもなかったと思うが、好感の持てるちゃんとした会社のいい編集者に巡り会えたのは随分と幸運なことだったのだなあ、との感慨を持つ。

 本日の気温。14・8〜15・8℃。11時半、ブリカマ塩焼き、春巻、豆富の煮付け、アゲとタマネギ焚き合わせ、米飯、みそ汁、玄米ほうじ茶にて第二食。寒気がし、体調がイマイチなので就床。書見少。大坪砂男。午前2時半就寝。