須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

金曜 『札幌タイムス』休刊

 午後5時起床。牛乳、冷水。18時現在、雨、3・1℃(最低−2・3、最高5・3)、湿度87%。強風窓を打つ春の嵐

 旧北海タイムス社員が創刊、小笠原君や金子君、『札幌人』荒井さんも在籍したことのある『札幌タイムス』休刊の報。自分も一度、小笠原君に古本小説大賞の折に記事にしてもらったことがあったものだが(新聞に顔が出ても、知人も知人でない人もほとんど誰も見ておらず、あまり影響はなかったのであるが)、あれが人生最後の華だったのだろうか。そう云えば一つだけ反響があったのを思い出した。見ず知らずのお方から開高健全集が、どうぞ差し上げます、と送られて来るという素晴らしい希有の体験があったのだった。これもナイスガイ小笠原のおかげであるなあ。しかし、あの頃はまだヨカッタよなあ。人生にかすかな希望が残っていたもの。わずか4年と数ヶ月前だけれども。

 7時、うどん、ナットウ、冷水、トースト1、カフェオレ、紅茶にて第一食。9時〜4時WORD。『札幌人』へ完成送信。煮しめ、湯奴、本シシャモ、蒸しキャベツ、燗酒二合半、紅茶。書見。午前8時半就寝。