須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

日曜 古本市搬出

午後1時半起床。12時現在、晴、23・1℃(最低16・0、最高24・7)、湿度46%。うどん、ナットウ、冷水、トースト1、紅茶。

 2時40分出。地下鉄でススキノ。3時15分〜6時半、ラルズ古本市搬出。メンバーは亜本屋兄弟、スサ父、スガの四名。本をダンボール箱に詰めている時、『ある戦いの記録 ヒサヤ大黒堂』なる本を見つけ、隣で片付けているなちぐろ君に示すが何の会社か分からない様子なので、業種と札幌でも北18条界隈にあるのだと教示すると「たしかに戦いですよね」との返事。最近は以前のようにテレビでCMを見かけないから、この会社を認知していない若者が増えているのかもしれない。

 そのなちぐろ堂君から旭川のセリへ一週間前に往復したとの話を聞く。訊けば萌黄さんや薫風書林も参加はしなかったがセリの案内状を受け取っているそうで、郵送されて来なかったのは須雅屋だけなのが判明し皆の失笑兼憫笑をかう。もう自分は旭川古書組合では忘れられた存在なのだなあ、と寂寥感。どうせセリへ行ったって出来高に貢献できるわけじゃないけれども。

 バイト代4千円頂き、亜本屋月寒倉庫から弟さんのクルマに送られ6時45分帰宅。自分が出店していたわけではないが、長かった古本市が終り、ほっとする。受注、長島三芳詩集『黄金文明』、コールドウェル『巡回牧師』、澁澤龍彦金子國義装『城ーカステロフィリア』。第一、第三書庫で探索30分。8時〜9時シャワー。仮眠20分。11時、食パン with マヨ2、紅茶。零時〜3時、梱包。3時から、ヒラマサのカマ塩焼き、エビの出汁巻き玉子揚げ、小エビとソラ豆天ぷら、ガンモ煮付け、トマト、燗酒二合、ウィスキー水割り1、玄米茶。書見。午前6時半就寝。