須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

木曜 いろんな商売

 午後3時半起床。15時現在、晴、5・8℃(最低−0・6℃、最高6・4℃)、湿度42%。うどん、ナットウ、冷水、胡麻パントースト2、ミニ餡パン1、牛乳、カフェオレ、紅茶。受注、桂信子句集『緑夜』署名入。日記。8時、テレビ。「刀一振りに奥義あり〜時代劇を支える殺陣師」。円高進み1ドル100円突破。梱包2。

 アマゾンである作家のある本の値段を見ていたら、ウチが<日本の古本屋>に出している同じ作家の別の著作が10900円で出品されていた。それほど珍しいとも思えなかったのでウチの売価は2500円、<日本の古本屋>ではウチのみの掲載であり、ほかのサイトでも掲載されていないようだ。おおっ、思い切った値段だなあ、すんげぇ〜、さすがアマゾン価格だな、と驚いた。売れんのかな、この値段で、とも思った。よく見ると、その店の説明には次のように。倉庫が遠方にあるため送本には1週間から10日ぐらいかかる場合もある、他サイトと併売しているので売切れの場合もあり、その場合は御容赦。読んで何か頭に靄がかかったような感覚。この出品者<ユーラシア魔窟迷宮回廊>(仮名)の評価蘭を見てみる。購買者からの評価1がいくつか目につく。そのうちの一人からのコメントはこう。「要注意。欠品の出品。もともと在庫が無いのにあるかの如く見せかけて出品。AMAZONからの退却をお勧めします。悪徳商人です」。はて.....あっ!と声が出た。この倉庫(のひとつ)というのはどうもウチのことなのではないのか、いや、まごうことなく、そうに違いない!と思い至ったのだ。たしかに併売ではあるよな。倉庫遠いよな。ひとつのアイディアではあるよな。ネットの世界は魑魅魍魎の住処(って、まあ、そんなカッコイイもんじゃなく、単に、自分では金も脚も使わずリスク背負わぬエゲツのない恥知らずに過ぎないが)、いろんな商売発案する奴がいるものよのぉ〜。

 1時半から入浴1時間半。ヒラ茸入りエビチリと蒸かしイモ、オデン(肉ダンゴ、コンニャク、玉子、カマボコ、昆布巻き、ヒラ茸)、日本酒冷や1・5、ウィスキー水割り3。書見。

 この10日〜2週間ほどだろうか、隣のお子様の声が聞こえない。朝はいつもなら6時半ぐらいから雄叫びを上げ、走り廻るのに、しんとしている。こちらにしたら快適、いい塩梅だが、どうしたのだろう、あのお子様、お母さんと里帰りしているのか、それとも.....。午前8時半就寝。