須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

土曜 唐沢サイン会

 8時15分目覚め。10時起床。9時現在、晴、21・9℃、湿度80%。予報では28℃ぐらいまで上がるらしいので第二書庫の窓を開ける。ポークソーセージ、トリ天ぷら、目玉焼、ゆでもやしと高菜和え、シメジおろし、大根浅漬け、米飯、麦茶、ミニ餡パン1、カフェオレにて第一食。発送4。日記。

 13時半出、地下鉄で札幌駅まで。14時から旭屋書店である唐沢俊一トーク&サイン会に顔を出すため。14時3分前<旭屋>着。テーブルに陳列された唐沢俊一廣済堂新刊3冊のうち1冊買うと整理券をくれるというので情報量の多そうな文庫の『唐沢俊一の雑学王』をレジへ出すと599円と云われ愕然となる。三冊どれもがワンコイン本が「売り」の500円なのかと勘違いしていたがこの文庫のみは違ったらしい。まあ99円ぐらい仕様がないやと諦めて購入。「2時から札幌出身、『トリビアの泉』スパーバイザー唐沢俊一さんのトーク&サイン会がウンヌン」とアナウンスが入る中、男性店員さんが4人〜5人待機している場所で他のファンさんたちと立ったまま待つこと数分(パイプ椅子など用意されているのだろうと想像していたが全然、これが普通なのだろうけど)、唐沢さん登場。今日のイデタチは真っ赤なアロハシャツみたいなの。トークは鴎外の短篇「大発見」を中心に雑学の愉しさと効用について。連日飲み過ぎで体調はあまりよろしくないと断りながらも相変わらずたいした話芸。そしてタフでエネルギッシュ。話が始まってから(書店のこの手の催し物に馴れていない自分は知らなかったのであるが)サインを特に望まないのであれば、このトークは本を買わずとも<旭屋>に居合わせた人間は誰でも聴けたのだと悟る。20分ほどでトークは終りサイン会に。トークの中で唐沢さんが、「中でも『史上最強のムダ知識』はお特です」と自薦していたので、ちと逡巡はしたのであるが近くにいた店長らしき年配の男性に、「あのお、これさっき買ったんですけど、あちらの方とばくりたい(北海道弁)のですがいいですか」とお伺いをたて許可を得てレジに行き、先ほど買った文庫『唐沢俊一の雑学王』を恥を忍びながら思い切ってうら若きレジ女性店員さんに差し出し、史上最強のムダ知識』に交換してもらい99円を取り戻す。順番の最後にサインして貰い、二三会話して辞す。お茶ぐらいはご一緒できるかと思ったが、すぐ千歳に向かわねばならないようなのでまたの機会に。店内ぶらつき新刊数冊に触り『詩学』買う。

 南平岸Maxvalu>で牛乳、もやし2、計226円調達、16時前帰宅。シャワー。食パン2、ミニ餡パン1、チョコレート、牛乳、カフェオレ、紅茶、冷水にて第二食。受注1『ジイド全集』角川版全10冊揃い。日ハム田中幸雄今季限りで引退へ。ついでに日ハム・ヒルマン監督も退団の由。理由は多感な時期の子どものそばにいるためとか。阪神ー巨人戦をラジオで。

 21時「天国と地獄」リメイクドラマ。舞台を小樽に置き換えているらしいので見てみる。映画が公開された63年当時は知らず、40年以上経った現代の物語という設定で医者の卵が犯人というのはどうも動機にリアリティがないのではないか。数年たてば年収1800万〜2500万が約束されているインターンが誘拐などという一生を棒に振る危険が限りなく大の大それた犯罪を実行するほどに金持ちに対して憎悪を向けられるかって疑問が湧く訳で。酒を飲む予定であったが久しぶりに都心に出て疲れたので1時から仮眠。どうも蒲柳の質で困ったもんである。2時半から4時半、サッカー五輪最終予選・日本×サウジアラビア。0ー0で引き分け。5時就寝。断酒。