須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

木曜 失われたニ時間

 10時半目覚め。自宅の布団に寝間着を着て寝ていた。1時ぐらいまで昨夜の記憶を辿りつつ、うだうだと横になっていたが、また眠り、4時前起床となる。15時現在、雪、0・3℃、湿度83%。冷水、紅茶、カフェオレを飲み、Yuが切ってあったリンゴを喰う。

 8時過ぎ、<Lowdown>に電話し、昨夜の記憶を補填する。マーサの話ではスガクンは友人と二人で11時頃現れ、40分ぐらい居て帰ったと云う。店に入って来た時には全然酔っている風ではなかったが、焼酎の濃い水割りを一気に飲み終えると、見るからに泥酔状態になったのだそうだ。飲んだのはその一杯だけとのことだが、腹に入っていた燗酒に冷たい酒が混ざって急激に酔いが回ったのだろう。支払いを済ませ、内田をホテルまで送ると云って店の外に出たはいいけれど、目の前にエレベーターがあるのにあらぬ方向に向かって歩き出したので慌てて注意してくれたそうだが、その後、無事に家へ辿り着いたか心配してくれていた由。失われていた時間をやや取り戻し、多少不安が消える。が、こういう飲み方は今後は慎もうと反省。路上で酔っぱらい古本屋凍死の記事が新聞に載るのは避けたいところ。古本屋全般のイメージを悪くしては古書組合の仲間に申し訳ないのである。

 10時過ぎ、ロールパンと紅茶。

 受注1、清水昶「詩よ、光の夢の中を」。

 昨日、井沢八郎死去。68歳。オリンピックの野球日本代表監督は星野に決まる。

 友人との密会から帰宅したYuから聞いたところ、昨夜の自分は1時頃に帰ってきたと云う。地下鉄には乗り遅れタクシーを使ったらしい。随分と浮かれていたが、バラバラにされたくなかったら早く寝なさい、と脅すと大人しくなり寝ついたそうな。

 零時過ぎ入浴。たこ焼き、地元企業カウボーイ製カップ麺、ナットウ、米飯、冷水。日記。断酒。6時就寝。