須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

土曜 バースデイ・プレゼント

 11時半チャイム。出てみると共産党のご婦人二人。大増税反対署名を求めてローラー作戦を展開中らしい。また寝る。13時半、宅配便で電子レンジ来る。18時から20時に配達指定されていた筈なのに、いい加減だぞ!<ドンキ・ホーテ>。夫からは何も特別なものは贈られないと決定している誕生日のプレゼントとして、「冷たい御飯食べてるのイヤでしょ」と妻の友人がわざわざ新品を買って妻に送ってくれたのである。

 夢。宿泊中の温泉ホテルで大浴場に入り、上がって浴衣姿でうろちょろしているうちに地下街のようなところに入って迷ってしまい、いつまでたっても戻れない。この状態が延々と続き、いろいろな場所を彷徨する。やがて出入口があって出てみると、そこは地上で、都会の大通(夢の中では、東京だな、と思う)をぞろぞろ若者を主に大勢の人が歩いている。ホテルはどちらですか?とウェイトレスのような恰好の女性に道を訊いて、宿目指して歩いているうちに、浴衣の下には何も着ていないことに気がつき、思わず小股内股になって、そろりそろりと。そのうち、やあ、と声かけられて見るとKの弟が女子大生か女子高生のようなのを連れている。娘さん?と訊くと、そうです、と頷き、洞爺湖温泉のホテルはどうでした?と訊ねられる。昨日、平野謙に貼ってあった須雅屋シールをデザインしてくれたのがこのK弟で、もう二十年以上も現実には会っていないのを気にしてか、ご丁寧にもすぐ夢に現れてくれたらしい。それにしても長い夢であった。

 4時近く起床。15時現在、晴、1・5℃、湿度53%、今日予想最高気温3℃。カフェオレ。日記。受注1、飯沢耕太郎「「芸術写真」とその時代」。7時過ぎ、ロールパン2、紅茶、冷水。9時、米飯、コロッケ、スモークサーモン、うどん、ナットウ、麦茶、チョコレート。10時過ぎ、1時間かけて電子レンジ設置。美しき姿なり。これでまた手軽に酒の燗ができる。バンザイ!ブラボー!マニフィック!ファンタステッィク!

 零時過ぎ、<Maxvalu>往復。うどん、もやし2、低脂肪乳2、酒「温情」2Lパック、計1146円を求む。1時過ぎ、入浴。牡蠣豆腐、ゆでもやし、明石たこ焼き、大根浅漬け。で早速ぬる燗を試してみる。電子レンジの扉開けて酒を入れたコップをセット。スイッチ。おお、灯りがついて回転している。じーんと静かに込み上げる感動。素晴らしいではないか。前に使っていたのは1960年代後半(おそらく)に発売された、コップを入れると回転せずに静止したままじっと耐える様を、こちらもじっと観察するタイプだったので、実に今度のレンジは新鮮である。酒を口に含んでみる。パーフェクト!二合飲む。6時半就床。