須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

金曜 札幌サイファーへ

 11時半、宅配便で起こされる。荊妻のお世話になっている丸山先生から味噌の詰め合わせが届く。有り難し。1時過ぎ起床。うどん、ナットウ、冷水、トースト1、牛乳、紅茶にて第一食。3時20分出。郵便局で冊子2ヶ発送。

 地下鉄で大通へ。4時前、第2三谷ビル、古本とビールの〈 アダノンキ〉着。日本全国の何ヶ所かで十人前後が集まり、今日の同時刻から順番に朗読を行う姿をネットで配信するという、なんだか意味のよく分からないサイファーなるイベントに参加。東京代々木公園では谷川俊太郎さんも出演とか。先日の吉成君の話では札幌は自分含めた4人だけと聞いていたが、十人以上も集まっているので、予定が狂い、やや緊張。吉成君から二番目に指名されて読む。詩「義姉の力」をやった。どうも朗読している本人がやたらふにゃふにゃとニヤけている割には、笑って貰いたいところで反応なし。シーンとしている。店内のオーディエンスがそのままほぼ全員パフォーマーな訳であり、皆さんどうも自分の準備に忙しく、他人の詩どころではなかったようである。それにしても、日本全国に醜く恥ずかしい姿を晒してしまったことだ。噫。

 40分ほどで終了。来場していた北海道新聞T町さんから、実は連絡しようと思っていたのでちょうどよかった、ちょっとご相談したい件があるのですがお時間あります?とお誘いがあり、一階の喫茶店〈カフェ恵美〉でお茶を御馳走になることに。T町さんはアイスコーヒー、自分は紅茶。話というのはコラムの依頼であった。四月から七月までの毎週金曜夕刊だと云う。意外な申し出に、おお!と俄に視界が開けた感あり。夏までは生きていようと思った。T町さんには以前、朝刊に「古本屋日記」と題したコラムも書かせて貰ったのだが、あれは四十日に一回の割合であったけれど、今度のは毎週登場なので実に有り難い。来る前は気が重かったのだが、やはり足を運んでホントにヨカッタ、心浮き立つと現金なワタクシ。

 南平岸Maxvalu〉で、ママーレードジャム、ナットウ3×2P、食パン、モヤシ、牛乳、マルちゃん玉うどん2P、トイレP、洗濯洗剤、計1267円調達。6時過ぎ、帰宅。コラムの件を報告すると、たとえ短期間でも安定収入が見込めると、妻も喜ぶ。

 11時、トースト1、紅茶にて第二食。本日の気温、−1・5〜1・0℃。時、飯。マグロとカツオ刺身、ワカサギのフリッター、蒸しモヤシのおろし和え、ダイコンおろし入りみそ汁、米飯、玄米茶にて第三食。書見少。午後4時半就寝。