須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

木曜 バルコニーから犬の声

 小笠原氏からの「ブンガク夜話」の原稿はいつになりますか、との電話で午後3時半起床。今月キビシイんで、と声音が殺気立っていた。スガのPCが毀れて、ワープロ専用機で書いた別口17枚をファクスで送ったのを小笠原君が入力し直してくれたのも負担になったのは間違いないところ。

 15時現在、晴、27・4℃、湿度70%。食パン2、マヨ、スモークベービーチーズ1、みかんシャーベット、牛乳、カフェオレ、冷紅茶、冷水にて第一食。逃避で鴎外「百物語」。
 風太郎関係の資料読みとメモ。11時から「ブンガク夜話」書き始める。本日の気温22・2〜29・6℃。1時入浴。2時半、メシ。イカとカツオ刺身、イカゲソ、カボチャサラダ、ダイコン浅漬け、米飯、玄米茶。「ブンガク夜話」。

 隣のバルコニーから犬の、くうーん、くうーん、という鼻を鳴らして哀願するような鳴き声が聞こえる。お母さんが掃除機をかけている間、部屋の外に出されたのか。先週までは犬の存在に気がつかなかったが、何処に隠れていたのか、忽然として出現した感あり。子供が誕生日プレゼントに貰ったのか。やたらに吠える神経質な犬ではないみたいだし、それに常識の備わっていそうな奥様だったから、以前の犬夫婦のような不愉快なことにはならないだろう。

 ずっと「ブンガク夜話」。正午過ぎ完成。小笠原氏、モモ氏に送信。粗筋紹介するだけで入り切らなくなったので次回も続きをやることにした。午後2時、買い物帰りの妻が、管理会社からの督促状を郵便物といっしょに持って来る。冷紅茶のみ飲んで午後2時就寝。