須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

月曜 買い出し

 午後3時起床。15時現在、晴、19・9℃(最低16・4、最高22・6)、湿度74%。うどん、ナットウ、冷水、バナナ1、牛乳、紅茶。受注太宰治人間失格』。梱包1。4月23日に送本したはいいが、都合5回、丁寧なる再請求メールを送ったにも関わらず、とんと支払のない東京の某お客は戦前大モノ◯◯の子孫と判明。本も何冊も出し講演活動もやっとるらしい。金廻りは好さそうなのになんで1950円の支払を渋る。分からない。

 8時、外出。<SEIYU>にて、牛乳2、食パン、ヤマザキ薄皮つぶ入りあんパン2袋、うどん2袋、モヤシ2、ジャガイモ2袋、キャベツ半玉、スモークベビーチーズ、計1295円調達。9時帰宅。

 受注、田野倉康一詩集『産土』『流記』。第一書庫で本探し。田野倉さんは目録で注文を貰ったこともあるが、そのようにカタロクを送るようになったキッカケはそれ以前にー今から15年前ぐらいであったかー、当時やってた北17条の店舗に夜の9時か10時ぐらいにひょっこり来店されたご縁からである。詩のイベントだかで来札されて近くのホテルに宿泊し、その1階のコンビニに買物に出た次いでに辺りを歩いてみたら「古本」の行灯を見つけて入ってみた由だったが、詩集が、それもあまりに現代詩の詩集が多かったので、ちょっと驚いたらしい。数冊をレジに出して云われるには、自分の詩集が並んでいるのを発見したが今まで見たうちでは一番高かった、初めて正当な値段が付けられているのを見たと感じた、古本屋さんでは今まで圴一コーナーでしか見たことがなかったが、こちらでは定価に近いちゃんとした値段が付けられていて嬉しかった、と感想を話されたように覚えている。当時の日本のおおかたの古本屋、ことに神田あたりの店では、出版されて間もない現代詩の本への扱いはそんなものだったろうと思う。

 1時半〜2時45分入浴。エビチリソース、蒸しキャベツ、イカ塩焼き、モヤシポン酢かけ、米飯、ワカメみそ汁、紅茶。書見。午前8時就寝。