須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

金曜 見覚えのあるご婦人

 午後2時起床。電話注文で起きる。12時現在、晴、10・7℃(最低7・4、最高11・7)、湿度41%。うどん、ナットウ、冷水、カフェオレ。4時郵便局。窓口で780円おろし、平岸プール前の桜を見ながら駅方面へ。<セブンイレブン>ATMで三千円おろし、<Maxvalu>でモヤシ、ボストンベイクのイギリスパン計168円を購い、平岸霊園を逍遥、桜を10分ほど見物して5時前帰宅。

 駅方面へ降りて行く時、PL教団前で自転車を漕いで上がってくる見覚えのあるご婦人と顔が合って挨拶。旧居MSの隣人N原さんだった。8年ぶりぐらいだろうか、さすがに少し年輪を感じるが、これについてはあちらも同じことを思っているにちがいない。ご主人はタクシーの運転手さんでご自分はアルバイトに朝刊配達をやっているスゴイ働き者の奥さんだった。時々余った新聞や食糧のお裾分けがきた(ウチもお返しはしてたのである、嘘じゃなく)。子どもが二人いた筈だがもう独立したのだろうか。昔のMSは妻と食卓を囲めるスペースの余裕もあったし、屈伸運動をやれる空間もあったし、インコが飛び回れるぐらいの広さもあったし、酒宴を開けばミック・スガー・ショーを披露できる場所もあって笑ってもらえたし、部屋も暖かで快適だったし、両隣の二家庭も常識をわきまえた暖かで気持のいい人たちだった。今の寓居ときたらすべてが逆。ああ、昔はよかったなあ

 5時40分、トースト1、カフェオレ、紅茶。受注、結城文『DROPS OF DEW - Tanka in English 』、『山本太郎詩全集1』。山本太郎拾い読み。梱包3。横浜、広島に勝って連敗脱出。萌黄さんにラルズ店番日についてお願いメール。日本の古本屋支払いのため。零時過ぎ、帰宅した妻に奨められて10分ほど外に出て月見。暗いオレンジ色の妖しい半月なり。

 1時、「ラジオ深夜便横山秀夫談話を聴きながら第三食。皮付き豚バラ肉とジャガイモ、ブナピーのカレー、モヤシと高菜漬け和え、目玉焼、冷水、練乳入りアイスモナカ、カフェオレ、紅茶。横山さん、話の上手い人なり。断酒。書見。午前4時半就寝。