須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

木曜 夢のラーメン

 5時半目覚め、7時半頃に二度寝して正午起床。12時現在、雨、14・6℃、湿度81%、予想最高気温16℃。トースト2、豆パン、ヨーグルト、チョコレート、紅茶、冷水にて第一食。
 夢。古本組合のセリに遅れる。出向いてみると場所がいつもの神社ではない。後片付けなのか、建物の外で古本屋らしき誰かが掃き掃除をしているのに挨拶し、入口前の階段上がって中に入ってみるとそこはラーメン屋になっており、カウンターで亜本屋さんがラーメンを食べている。自分はセリの係なので「遅くなってすみません」と頭を下げながら座ると、「別にいいから。ラーメン食べなさいや」とすすめられる。「スガさーん、こっち座りません?」と声がして振り向くと、後のテーブル席からN堂のヒデノリ君が手招きしている。立ち上がって彼の斜め向い側に腰掛ける。と、向いの席にいたご婦人が「虹と雪のバラード」を朗々と歌い始める。よく見るとコンビニ倉庫でバイトしていた時に同僚であった小柄なオバさんであって、それが恐ろしく音痴でヒデノリ君も自分の隣りいた若い女性二人もニヤニヤしながら困っている。見かねたのか、同じく倉庫バイト仲間だったリーゼントヘアのオカモトさんが横から出て来て、「◯◯さん、もうヤメなさいよ」と注意する、というもの。もう一本、自分の父親と唐沢さんのお母さんが出て来る夢も見たが、モニターが壁一面並んだ部屋で自分がビデオを見ている場面以外はあらかた忘れた(後からYが話すところによると、くすっ、うふっ、の類いではなく、わはははは、げらげらげら、と眠りながら自分が高笑いしているのを見て、夢でもノー天気な男と呆れた由)。
 3時半から入力。二階のガキうるさし。今の場所に落ち着いてから住処を変えたいとは一度も思わなかったが、こう周りの騒音がうるさくては引っ越しも考えねばならなくなってきた。が、そう考えるだけ無駄というもの。先立つものがないのだからして、この寓居に留まり続けるしかないのである。そして周りのガキ家庭が移転する何年か後に望みを託すしかない。それともガキが成長して多少は大人しくなる、動物からやや人間に近くなるのを待つしかないのだ。あーあ。
 『五反田遊古会』と『月曜倶楽部』の合同カタログ来る。
 7時、アジアシリーズ:日ハムーサムスン・ライオンズ。1−1の5回、八木が肩の違和感で降板するアクシデントに緊張走るも、終わってみれば7−1で快勝。が、サムスンの方は、今日先発させた投手はローテ四番手でエースは温存、決勝戦で100%出して勝てばいいという腹積もりらしい。稲葉1号。9時過ぎ、途中から映画「ワンス・アンド・フォーエバー」。
 1時、鰊塩焼き、ハルサメの白湯スープ、メカブのおろし和え、梅干、米飯、麦茶、チョコレートにて第二食。米国防長官ラムズフェルドが更迭さる。あんまり他人の顔について云々できる身分ではないが、顔の部品がその中央部に集中している人だった。中川一郎の息子は「持論」は変えぬが米の風向きが変ったので「発言」は封印すると講演で話したそうな。散歩がてら苫小牧兄へ速達投函。断酒。4時就寝。