須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

命つきたか......

  10時起床。久しぶりに朝の日差し。窓の下、玄関ドアに僅かだが水が溜まる。昨年の今頃には見られなかった現象でやはりポータブルストーブは結露の元になるようだ。こんな風に引き蘢っていても次から次へとよくもまあ問題が発生するものよ。

 9時現在、晴、−5・9℃、南南東の風2m/s、日中最高気温−1℃の予報。

 牛乳、コーヒー、冷水。ラジオをつけると虫太郎が鳴き出す。ああ、生きているのだな、と思う。彼の存在に気づいてちょうど丸一週間。意外に寿命があるものだ。何を食べて命を繋いでいるのか不思議なり。妻と自分は起きている時間が異なり、がためにラジオをつけている時間が大変長くなる。その間、虫太郎もずっと鳴き続けでいるので、疲れはしないかと時折ラジオを消してみる。消すと鳴き声はぴたりと止む。

 12時から日記付け。<日本>から受注、マラルメ「骰子一擲」。<楽天>から受注、「鏡の中のクリスティー」。現金書留が兄より届く。中身は父の金なり。昨日電話で知らせてきたDIONの紙請求書も届く。10、11月分で8756円。今日金が来たので、これはなんとか払える。と思う。

  4時、うどん、ナットー、トースト、コーヒー、麦茶、冷水。新潮ブック・サービスで清水哲男さんの自作朗読を聞く。新詩集「黄燐と投げ縄」から「ひとり暮し」(?)。地下鉄と図書館と猫と天ぷらカマボコが出て来る詩。さすがは、ラジオのパーソナリティーをやっていらした方だけに朗読もいい。

 12時から2時半エクセル。<楽天>へ久しぶりに10点UP。2時から4時、ヤキトリ、シシャモ、ととろ和布蕪、さつま小鶴の黒をお湯割りで二杯。イカ塩辛で米飯。麦茶。4時から5時、発作的床ローラーかけ。6時就寝。

 夜3時過ぎから虫太郎の声がぴたりと止んだ。とうとう命つきたか。居間とはいえ、夜半はストーブの周りでないと冷えこむからなあ。