須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

日曜 ジャングル

 3時起床。15時現在、雪、2・6℃、北北西の風10m/s、湿度82%、最高気温3℃。全国的に荒れ模様。浦河では瞬間最大風速48メートルで屋根が飛んだり、電柱が折れたりしている由。今年も気候異変が思いやられる一年になりそうだ。札幌も夕方から風が出て来た。 

 受注1件2冊、「ごんべいのぼうけん」「クロ てがみをかこう」。ちょっとアマゾンを覗いたら、「古書ストア90万タイトル追加」なる見出しが。知り合いの古本屋さんもどんどん参入しているようだ。やはり世の流れ、巨大資本には敵わない、ということか。それにしても当店のそこいら辺にも転がっているたいして珍しくもない岩波文庫に、1万とか3千円とか、かつて見た覚えのない値段をつけたりしている店もある。帯もついてないのに。奥付が<戦前>とか<初版>とかだと、とにかくドーンと無条件に高くするのが方針らしい。アマゾンってやっぱり何が潜んでいるか分からないジャングルだ。ああ、奥深い、奥深い。

 5時半、豆餅、レーズンパン、ミニあんパン、牛乳、紅茶、冷水。

 テレビ部屋で寝ている人がいるため「プラネットアース」の南極北極特集をラジオで聞く。映像見ないと話にならない番組なんだけど。
 11時、豚ロース塩焼き、蒸しモヤシ、タラコ、ワカメみそ汁、米飯、麦茶、チョコレート。

 午前5時半、15点UP。大江健三郎「核の大火と「人間」の声」(昭和57・岩波書店)拾い読み。講演集。北大とか小樽にも来て話していたのだなあ。7時半就寝。断酒。